グリーグ ピアノ協奏曲イ短調Op.16

「ルーテルアワー」という日曜早朝に放送(TFM)してた宗教番組を良く聴いた。テーマ音楽が重厚で深く。知らない国の風景を見ている様な気分になるような曲だった。数年に一度、頭をよぎるメロディだった。そういうのあるよな、でいつもすぐに忘れて行く。随…

きっとピークは30代

飲みに行ったりする知り合いはほぼ30代だ。ボクのまわりに多いのは、こんな感じか。高校迄は天真爛漫。親はバブル期を経験し、家庭も順調だったけど、時代は移り、大学出てから苦労する。懸命に就職活動して何とか希望の職種につけ頑張っている。 「完璧であ…

ジョニー・ギター

テキサスの白ブルースマン再来日(4月)。彼には普通のギタリストとは違う要素が多分にある。ギターしか弾けない人間に思える。「魚」は食べるのか?とか、銀行の口座は?とか、いわゆる「生活感」が全くない。酒しか飲まない様な男そうだし、そういう男のギ…

映像の60年史

NHKアーカイブの放送で、2005年制作・放送の「映像の60年史」という番組の再放送が2013年の4月にあり、その番組が先週再々放送。(解説は、昨年10月に亡くなった天野祐吉さん)内容は、1話は「1945〜1960」2話「1960〜1975」3話「1975〜1990」4話「1990〜200…

「酒場放浪記」

「吉田類の酒場放浪記」(BS-TBSで放映中)酒好きの番組であり、同時に放浪好きの番組でもあるなあ。ボクは今迄一人で飲み屋には入った事はないので、憧れにも近い。吉田さんは一人で全国を彷徨いながら店に入る。(撮影のときは3〜4人だろうけど)店の常連…

ラストダンスはヘイジュード

大滝詠一さんプロデュース作。『ラストダンスはヘイジュード』名曲2曲がイッペンに聴けちゃう。歌うのはあの和製ドウーワップの老舗、キングトーンズ。しかもジャケットは天才漫画家のエビスさん。 http://niconicoplay.com/detail/sm14714020 コード進行が…

ライブに行きたい、けどなあ。

16日にNHK-BSで放送した「ボブ・ディラン30周年ライブ」を見た。1992年ニューヨーク(マジソンスクウェアガーデン)での収録で、今回の来日の前祝いだが、これ以上ないというくらい豪華絢爛な面々の参加であった。来日とは言え、かれこれ20年以上前のライブ…

業界の掟?

ゴーストライター問題は言っちゃなんだけど、面白かった。先ず思ったのは、ゴーストがお金を貰っておいて秘密を暴露したのは、かなりマズい。言いたい事はあるのだろうが、これは頂けないし、正義とは別な話し。それから、人に作ってもらっておいて、カッコ…

ベアだってよお

「ベア」(ベースアップ=昇給)を久しぶりに耳にしたなあ。次は代々木公園での「春闘」か?これまで以上にサラリーマンには良い時代になってくるんだろう。でもきっと岐路があるぞ、と言いたい。前の時代と同じ様な「しっかり組」とか「うっかり組」に振分け…

ロストワールド

調布映画祭で無声映画「ロストワールド」を映写機と弁士で見た。サイレントだ。映像だけで、音はない。先輩は言う。「映画の面白さはサイレントにある。」というのは、他に楽しみの少なかった時代の話しだと思っていたので、終わってからはかなり考え方に変…

Cocteau Twins/Elizabeth Fraser

雪の日の事だった。朝早く、5時くらいに駅迄歩いて行ったが、音のなく、道に車もなく、去年買ったスノーブーツでやっとのこと歩いていた時、急にコクトーツインズの音楽がなった様な気がした。 家に帰って、彼らの音楽を保存してある(アナログキャプチャー…

アニメーター志望だったけど。

「大人になれよっ」って怒る人いるし、自分もつい言っちゃったりするけど、これは「口語体と文語体の表現としては微妙に差があって、大体の場合はわかっていながら、興奮して強めに言うと、こういう根底から覆す様な単語を使ってしまう」ということなんだろ…

年明けから、「災難なのか転機なのか」みたいな事が目白押しであった その1。約10年ぶりに風邪をひいた。最近の医学会では「正式には風邪と呼ぶのは伝染するウィルス性で、喉の腫れ、咳、熱の3点セットが同時に疾患である。」ということらしい。勝手に決めて…

北大路欣也さん

70才だそうだが、今は超売れっ子ですね。敢えて言わせて頂くと「欣ちゃん」凄い!です。50年代に登場してから今迄ずっとテレビ、舞台、CF、あらゆる場面で見てきましたが、今は出て喋っているだけで「遺産」です。 東京エリアだけの放送ですが、「3匹のおっ…

Donny Hathaway

ダニーではなく、ドニー・ハサウェイ。今まで皆が口を揃えて「良いから聴きなよ〜」って言うもんだから聴き損なって来た。約30年以上も気にしていたけど、避けていた。最初に聴いたのがロバータ・フラックとのデュエットだったのも良くなかったか?で、一気…

日本人の顔と音楽と映画の年明けに。

1日に生中継されたウィーン・フィル・コンサートは楽しかったなあ。時差も悪くないぜい。それに音楽というのはこういう楽しいもんだ。挿入されるダンスが録画ではなく最後に会場に登場したのもウキウキだった。ダンスの衣装も良かった。ヴィヴィアン(・ウエ…

ドゥーワップ好き

ソウルミュージックが好きという人でも「ドゥーワップ」?ってかんじなんだろうけど、ボクは結構好きなんだよね。Enoも「ドゥーワップ好き」だ。 ドゥーワップは戦前からあり、アフリカ系アメリカンの歴史を音楽で感じる重要な音楽だ。 一般的には、あの鈴木…

対談が成り立つ国に

1967年創刊のアメリカの音楽雑誌「Rolling Stone」が40人のアーティストのインタビューをまとめた「Rolling Stone Interviews」を読んでいる。音楽家だけでなく映画監督やジャーナリスト、それに現職大統領も対象となっている。全部読みたいが、図書館の期限…

忘れた友人

今まで気にしていなかった友人の事が急に気になりだした。夢を見たからだ。どういうわけか、友人が行う美容整形の施術に立ち会うことになり、細かくその一部始終を見ていた、という夢で、友人の顔は良く知っているのだが、名前が思い出せない。それよりも、…

石岡怜子様

昨日は、久しぶりにお会い出来て楽しい話しも沢山出来てよかった。 「ブレックファースト同窓会(今はなき淡島の「タケハーナ」2007年)以来かしら?6年ぶり?」ではなく、2009年の4月21日に西麻布で飲んだのを思い出しました。それはいいとして、また近いう…

テレビでやっている「お宝鑑定」について

ボクの先輩で有名な美術家が「『鑑定団の番組』に出て来る物が、本物か贋作かが、ボクの見立てでは全部反対なんだよ。テレビの画像のせいかな。いやあ、鑑定というのは本物か?どうかではなく、本物に見えるか、または本物として売れるか?なのであって、も…

3種目制覇はまだ遠い

現代のタレント3種目は「お笑い」「美容」「食い物」だそうだが、これは誰でも入れる「間口が広い」代わりに激戦区でもある、なんて言うまでもないのはわかっちゃいるけど、自分でも意外なことにこの2種には関わって来た。意外に。 特に「食い物」は昔から周…

人間が神様だと気がついた、という話し

「集団の中で意見を言う場合、個人の意見とは状況が違っているから、それを踏まえる」という感覚が、自分には非常に少ないのではないか?と思いついた。今頃かよ、と突っ込みたくなるけど、今まで「潮流を認識して、無視しろ」「さらに独創的であれ」「継承…

思うところがあり、FBを3年ぶりに復活大作戦。で、

勝手が違って沢山のミス連発でも、いくつかの案件が解決。ま、何とか。 でも、便利なのには付随する弊害もハッキリした。皆の関心が、大まかに「食べ物」「仕事の現在」「仲間」「イデオロギー」など、割に少ない範囲でのやり取りが、綿密に行われて、ジック…

凄くないから、な。

城下カズ君と立ち上げたレーベルの来年度の企画を彼に話す。定期的な制作の現場を作る、その広がりを期待しつつ、集大成なものにも昇華させる、という絵に書いた様な「美味い話」だけど、ケッコウ大変なスケジュールであるからして、全然楽な話じゃないけど…

ジェネ天と一般ピープル

『衝撃! 3世代比較TV ジェネレーション天国』は番組自体も懐かしい感じがする。「ここがヘンだよ!日本人」とかの感じがする。テリーさんが出ているからかなあ?バナナ世代キウイ世代マンゴ世代という世代分けも比較する物によっては誤差が出て来るが、それ…

ドラマもいろいろ。

NHK朝ドラは今まで治外法権領域で、最初から全部見た、ということはなく、前回の「あまちゃん」も30話くらいから最後の156話まで見たのが、朝の新記録だった。「あまちゃん」の時間に見る様になったものだから、「ごちそうさん」も続けてみてしまい、今のと…

長期的記憶の現場

毎週土曜日は家人が早朝から仕事なので車で送っていく。早い時は4時起き5時過ぎに家を出て行くが、通常は6時過ぎに出て行く。寒いが、気分が良い。人が少ないのも良い。今日は富士山もクッキリ見れた。それから、途中の公園で6時半に始まる老人達の体操を見…

マイルスの絵

寒い下北沢の街をロケハンついでに歩いていた夕方。この街に流れる妙な平和な音とは全く無関係にオレの耳の中にMiles Davisの怨念が入って来た。マズいぜえ。 すぐに家に帰って、i-tuneに入っている膨大なマイルスのアルバムを聴いたが、ある時期が欠落して…

ノーコーサウンド

サッカーを見ても音楽を聴いても料理を食べても、同じ様に「ニッポンはニッポン」だなあ。何も欧米的に真似するだけではなくて、何かが必要なんだ。 島国だから、同じ事の繰り返しに不安と不満をかかえ永遠に広い世界への可能性を意識している、つまり外国へ…