2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

Piano is percussion

キース・ジャレットの1975年ドイツ・ケルンでの即興演奏の録音盤「ケルン・コンサート」。 軽快なジャズも好きなのだが、このクソ暑い夏を乗り着るには、この絶対零度の様な徹底的な音楽が良い。 同じくジャレットが演奏したアルボ・ペルトの「タブラ・ラサ…

Atomic Movie for boys and girls

映画「アトミック・カフェ」の劇場売りパンフ。32ページ/A4サイズ/中綴じ/400円/アトミック・カフェ事務局編集&発行/監督&制作:ケビン・ラファティ(34才)、ピアース・ラファティ(29才)、ジェーン・ローダー(30才)/1982年アメリカ映画/1983年…

Guitar is Strange Box

日本でどういう人が、どの位の量の人が、このドイツのギタリスト、ハンス・レイヒェルの音を聴いているかは想像も出来ないが、何故か世界の至る所にこういう「音」を求めている人が少なからず「いる」という事は簡単に想像できる。 例えば、ヨーロッパの辺境…

”Susuto” means ”Scare”

1980年発表のは菊地雅文氏のアルバム「SUSUTO」。20代前半の僕はこのジャケットに衝撃を受けた。日本でもレベルの高い「音楽とグラフィックの関係」に始めて出会った。それまでジャケットデザインの名作は、70年代の横尾忠則氏のサンタナのみが国際的で、後…

Just it up-Jass-Jazz

夏だ!ライヴだ!(かつて)夏の定番ジャズフェスだったのが、読売新聞社主催のこの「Live Under the sky」(1977年〜)。当時在籍していたデザイン事務所(Breakfast)でパンフを制作していた。B4/中綴じ/48ページ/カラー+1色。僕が入社直前作(1981年)。 A…

David Lynch’s Movies

デヴィッド・リンチ作品をどの位見たか?数えてみる。 ●イレイザーヘッド (1976年) ●エレファント・マン(1980年) ●砂の惑星(1984年) ●ブルーベルベット(1986年) ●ツイン・ピークス(1989年) ●ワイルド・アット・ハート(1990年) ●デューン(1994年…

Start from Zero

細野晴臣さん責任編集の季刊音楽雑誌「エイチ・ツー」(タイトルはH2と表記)の創刊0号である。1991年のもの。筑摩書房から発行される予定だった。予定だったというのは、残念ながらこの雑誌はついに創刊号が発売されなかった。0号で終ってしまったのだ。 よ…

Richard Bernstein Again

図版はアメリカの雑誌「インタビュー」1985年10月号表紙はマドンナ。創刊時は「アンディー・ウォーホルズ・インタビュー」だった。確か1ドル。この頃でも2ドル。大きさはA3より大きいタブロイド版。アンディー・ウォーホルが会いたい人に会って話聞く(面談+…

Music for 18 Musicians

7/6のNHK教育の夜10時頃。偶然「スティーブ・ライヒ特集」を見た。浪人時代、これも偶然に「Electronic Music」というコンピレーションLPと出会う。中の1曲「Come out」を知り、好きにはなれなかったが気になって仕方なかった、という経験がある。 テリー・ラ…

Floppy is where?

グラフィックデザイナーでありミュージシャンであるタチバナハジメさんの1991年発表の「タイポグラフィー」というタイトルの書籍である。フロッピー・ディスク付き。と簡単に書いたが、今や死滅したメディアである「フロッピー・ディスクとは何?」であろう…

Everybody loves Socks

1993年に日本靴下協会発行の小冊子である。タイトルは「The Book of Socka and Stockings」とされ冒頭に「くつしたのような生き方のすすめ」と記されている。 発行元が発行元とは言え業務的な感心を越えたフェティッシュな視点が貫かれていて充実した内容に…

U2 4U

U2の1984年のアルバム「The Unforgettable Fire」からアメリカ進出、グラフィックもより完成度を増して進出に大きく貢献した。アントン・コービン(写真)スティーヴ・エイヴリル(グラフィック)のコンビが制作。(一部写真が違う人)80年代アルバム2枚から…

Small Apple

1991年にリリースされたアップル・レーベルのCDの4曲入りEPである。今でいうマキシ。内容は、1.Those were the days_Mary Hopkin 2.That's tha way god planned it(part 1& 2)_Billy Preston 3.Sour milk sea_Jackie Lomax 4.Come and get it/Badfinger レー…

After Breakfast

僕がデザイナーになった頃は、ついていくのが精いっぱいで、一体何時になったら自分が一人前になれるのかは全く自信がなかった。三角定規とコンパス・ディバイダを使って正確な寸法の版下と呼ばれる印刷用の台紙を作り、ロットリングという細いペンで0.1mm罫…

JB is Rock!

James Brown初来日は、1973年2月、高校3年だった。武道館に行く。(2/13に新宿・厚生年金会館もあった。)一緒に行った友人の梶野君は大のソウル・ミュージック・ファンだったから行ったのは当然だったが、ロック好きの僕は何故かJBをロック的に捉えていた。…