きっとピークは30代

飲みに行ったりする知り合いはほぼ30代だ。ボクのまわりに多いのは、こんな感じか。高校迄は天真爛漫。親はバブル期を経験し、家庭も順調だったけど、時代は移り、大学出てから苦労する。懸命に就職活動して何とか希望の職種につけ頑張っている。
「完璧であること」を強いられ、理不尽なな要望にも応えながら仕事を懸命にやっている姿に感銘を受けつつも、自分とは少し違うが、話しをする相手としては一番面白い。彼ら、入社10年でベテランの域に達しつつも、上の世代(40代後半)を尊敬出来ないで、人気の焼き肉屋で「特上カルビ」をつまみながら、仲間と朝迄飲んで、完徹でそのまま仕事に行く体力がある。
それに、まず自分の仕事の(うっとうしいまでの)偉大さを知らないから、その点をいちいち言わなくて良いのが楽だ。ボクが30代半ばで燃えてた頃に付き合ったり、それを見て来た人には、ボクは相当な面倒で厄介で怖い人だったらしい。後で言われたので、ボクとしては中々理解出来ていなかったが、その30代の人と会ってたりすると、ガテンがいく事が多く、今になって、「その頃の自分」がやっと理解出来たのであった。
つまり、そこが、自分と違う点で、その頃には「仕事をやってやる」くらいの気持ちが多分に態度に表れていたのだと思う。自信のなさそうな態度こそが一番ダメなことで、その前に徹夜して調べたり、遠回りして経験したりして来た訳だから、初心者に対応するベテラン的な立場なんだ、と半ば言い聞かせて来たところがあった、なあ、と。
責任感と楽観の狭間を行ったり来たり。が、近いから楽なんだろうなあ。