業界の掟?

ゴーストライター問題は言っちゃなんだけど、面白かった。先ず思ったのは、ゴーストがお金を貰っておいて秘密を暴露したのは、かなりマズい。言いたい事はあるのだろうが、これは頂けないし、正義とは別な話し。それから、人に作ってもらっておいて、カッコつけ過ぎた男もバレるとあんなモノか、というカッコ悪さ。両者共にカッコつけるのなら、今迄の曲を払拭した作品を出せば良いのだ。ご両人。それが良いかどうか、出来るかどうか、ではなく、先ずそこに挑んで欲しい。
80年代に絵画でも、似た様な事件というか、話題が世間を席巻した。「絵を描かない絵描き」である。コンセプトだけ作って、後は、絵の上手なパートタイマーと契約して描いてもらう。自分より早くて上手い人に仕上げてもらうのがカッコいい、という絵の描き方。
世間では大方の意見は「絵は本人が描かなくてはならない」が鉄則だったので、「ええ〜っ、本人が描いてないなら話しにならない。展覧会も行かない」だった。
想像ですが、パートタイマーに2万支払って描いた絵を100万円で売っていい気な態度、が気に入らなかった筈だし。
ボク個人の意見は、「公表している」なら「新しい絵の描き方の作家」として評価出来るが、ゴーストライター事件の様に、「公表してない」であればダマしたことになるんですよ。ダマすのなら完璧にダマさないと。「アレ」みたいに。(笑)
ボクが仕事で関わったゴーストなんて、プロのゴーストなんだろうなあ。あの人のアレも、そういえばアレも、だなあ。