ジェネ天と一般ピープル

『衝撃! 3世代比較TV ジェネレーション天国』は番組自体も懐かしい感じがする。「ここがヘンだよ!日本人」とかの感じがする。テリーさんが出ているからかなあ?バナナ世代キウイ世代マンゴ世代という世代分けも比較する物によっては誤差が出て来るが、それも読みながら番組は盛り上げる様に作っている感じがする。こたつを囲んで孫と子供達と話している感じに近いなあ、と思う訳だが、こういう事を体験したのはホントに小さい頃だけで、今では皆個室に閉じ篭ってしまうから、日本からは消えつつあるコミュニケーションの仕方かもなあ、とも思う訳だが、題材は食べ物のときには特にテンション上がる訳だが、ま、そんな事。
最近ドラマで気になるのが、二つ。「同じ言葉を繰り返す」と「動作が不自然」だ。
例えば、こういう会話。「これは身体に良い食べ物だよ。」「へえ〜、身体に良い食べ物なんだ。」これは繰り返す事で、アテンションつけた手法なんだけど、まあ良いとしても皆使いすぎだ。別な手法もあるのになあ。
次は、「動作」。例えば、「彼女の歌は大衆の心を和ませた」という場面で、路上でその「彼女の歌」が流れ、体全体で音楽に乗っている様にリズムを取っている、の図。ナレーションですでに言っているので、無表情でも「歌を聴いている」のがわかっているのに、全員が体全体でノッテいるのを表している。ここに今のドラマが、演劇の人が上手い表現が多々見られる要因があるように思う。つまり、多種多様な表現を理解しようとする時に、他の理解を出来るだけ排除してひとつに向かわせる手法だよな。少数派で頑固系にはチト辛い。
業界の専門の人に言わせると、「こうじゃなきゃ一般ピープルはわかんないのよ!」だって。「わかんないんだぁ〜」じゃあないねオレは。