Donny Hathaway

ダニーではなく、ドニー・ハサウェイ。今まで皆が口を揃えて「良いから聴きなよ〜」って言うもんだから聴き損なって来た。約30年以上も気にしていたけど、避けていた。最初に聴いたのがロバータ・フラックとのデュエットだったのも良くなかったか?で、一気にいろいろ聴いた。無茶苦茶良いじゃないか、皆が良いというのもわかる。でもな、聴くのがちょっと辛くなる程、歌が凄い。キーボードも巧いし、完璧だな。若くして死んじゃうのもわかんないけど、わかるって言いたく、なるよなあ〜。こういう人を伝説の人っていうんだよな。
「1973: 愛と自由を求めて」なんて、20代のシンガーって感じしないよなあ。50代の円熟度だ。
ここんところ珍しくブラックばかり聴いている。ロックはほとんど聴かなくなってるなあ。知り合いに「改宗」したんじゃないかって言われた位だ。

売れてる音楽家って日本(で流行っている)の音楽を研究しているなあ、と気がついた。洋楽ばっかじゃダメなんだよな。日本のマーケットでの「新しい」のじゃないとダメなローカル性があるってことだよなあ。だから、地方の人は強いよ。客観性があるもの。東京で流行っているのは、全国とは違うんだろうなあ。
この前、若いヤツのヘッドフォンからこぼれて来た音が「落語」だった。基本、無表情なんだけど、「フンッ」って感じな笑いをこらえて時々相づち打ったりしてた。

思い出したけど、古今亭菊志ん師匠はことしもアメリカで落語やったって。3月までには会いたいなあ。落語映像シリーズ「Kiku & Miru」(菊&見る)の第四弾も作ろうかなあ。そろそろ。
以上、正月的な話題だった様な。