2010-01-01から1年間の記事一覧

starlight short version

山口洋/細海魚の新作から「Starlight」のMusic Clipを作りました。 アルバム「Speechless」は、タイトル通り実際に二人は顔を合わせて、 ではなくネットを通じて制作は進められましたが 出来あがった音楽は二人の独特な音楽空間で個性的です。 アルバムジャ…

フランク

最近「眠れない病」が直った。無理に寝ようとしなければ良いことにやっと気がついた。なので、iPodでバロックを聴いたり(いつまでも聴ける大好きな音楽)、映画を見たり。昔の映画ばかりではないが、年に200本以上は見ている。週に4-5本。最近になってよう…

佐野さんデビュー30周年

佐野元春さんがデビュー30周年のツアー中。3つのツアーがあり、part1は「ポエトリーリーディング」でバックは井上鑑さん山木秀夫さん達。この二人は僕が20代半ばよく聴いた音の達人。山木さんが85年だったかに六本木で行ったアート・リンゼイとのデュオライ…

Speechless CD & Live

Heatwaveのボーカリストでギタリストの山口洋とキーボードの細海魚の二人がアルバムを発表。彼ら二人が今年行ったライブの音源を元に作った音像。ライブでしか鳴らない音があった。そこから非音楽的なノイズを消す。そうすると、生きている音がまるでスタジ…

1986年作品

現在、自分がデザイナーになってから作ってきたモノをある形にするため、整理している。1996年に事務所設立10年の節目に一冊にまとめたが、その時はデータではなく、最後のアナログ作業で、作品はポジフィルムで撮影し、入稿は台紙に指定や写植文字を貼った…

Erik Satie

エリック・サティは19世紀後半フランスの作曲家でピアニスト。ドビュッシーと同年代で同時代。パリのシャノアール(黒猫)で演奏していた。同じスーツを5着持っていて、いつも同じ格好をしていた。家にピアノが2台あって、ひとつは郵便受けだった、とかを学…

Pete Sinfield

元キング・クリムゾンのメンバーでデビュー当時の担当が詩と照明というピート・シンフィールド。脱退後、Roxy MusicやPFMのプロデュースでもELPへの作品参加でも話題になったけど、それも随分昔の話。セリーヌ・ディオンのヒット曲の作詞は意外な気もするし…

松本康男2

松本さんがボクの所へポートフォリオ(主に営業用に作品をファイルしたもの)を持ってきてくれたのは、最初に写真見てからまもなくのことだった。最初の撮影は、佐野元春さんの発行する雑誌THISの2号目だった。それからというものことあることに多くの仕事を…

カメラマン松本康男さんとは1

僕が29才でグラフィックデザイナーで独立するまでにはいろんな勉強だった。かつて「修行」と言われたものに近かった。今では美術の専門的な学校に行っていなくても、コンピュータがあれば図案をそれなりの設計するのに大して時間がかからないけど、かつては…

ハープ音楽

ハープの音が好きで、ポッドキャストで知った「Ina Zdorovetchi」という女性ハーピストのCDをズッと探していたのだが、その時点(今年の2月頃)では、まだデビューしていなかった。きっとポッドキャストで期待の新人的な扱いだったのだろうか。忘れた頃、サ…

自分的初音盤装丁制作八十三年

独立して始めてレコードジャケットを作ったのは友人に頼まれた「ちわきまゆみ」7インチ・シングル&12インチ・マキシ・シングルのジャケットで、ちわき嬢は前からの知り合い(集英社の広告制作で彼女がモデル)で、仕事を頼んできたのはスタイリストの安部み…

モノクロジャケ

[%7C%7C]モノクロ写真のレコードジャケットって最近見ない。80年代は何かモノクロブーム的な流行があった様に思う。図版は、上から、デレク・ジャーマン作品映画「カラヴァッジオ」のサントラ(Simon Fisher Turner)、シャンソンを歌っているジャンヌ・モロ…

ハワイとブルースとライ

1986年にハワイにホームステイしたことがある。日本との交流展を手伝ったので招待され、アーティストのお宅に2週間ほど泊まらせてもらったのだが、朝起きると家族全員仕事に行っていて誰もいないことが多く、食事も勝手にやっていた。その家のご主人は建築関…

写真集のデータを配信する

HEATWAVEのデータ写真集を制作した。HEATWAVEはボーカリスト、ギタリストで作曲家の山口洋率いる博多出身のロックバンド。メンバーは山口に渡辺圭一、細海魚、池畑潤二の4人。9月に全国ツアーがあった。カメラマンの松本康男さんがそのライブに完全密着して…

僕の3大巨人

小学生の頃から聴く音楽のほとんどが海外の音楽だったなあ。GS体験も人並みで、仕事に就いてからいろいろな達人に会って、凄い人がいるのがようやくわかった感じ。で、個人的に日本を代表している、と先ず思い描くのはこの3人。上野耕二、平山みき、山口洋。…

Japan Again

最近はジャパンの発展系変名バンドである(再結成とも言われる)Rain tree crowをよく聴いた。「Black Water」という曲は実に良くできた曲で不思議な音楽だ。約10年前の作品だが「今の音」と思う。70年代後半に出てきた時のビジュアル系ぽいのと同じバンドと…

Early Japan

%7C1978年Japanデビュー。あのデヴィッド・シルビアンのジャパンというバンドのデビューで候。アメリカにもAmericaというグループがいたし、ドイツにも独逸米国友好同盟なるバンドもあったし、国名を使ったバンド名自体、時代的。しかし、ジャパンとはやられ…

Dreamland?

1985年に発表された日本のバンドのコンピ盤。即興音楽家で知られ映画「Step across the border」も話題になったフレッド・フリスさんの制作盤。恥ずかしながら70年代後半、彼のほぼ「追っかけ」をやってました。この「ほぼ」は言ってみれば中途半端なので「…

25years after GAGA

GAGAの「生肉ドレス」話題より25年前にファッションデザイナー熊谷登喜夫さんの生肉シューズあり。間接的にGAGAが見た可能性大。京都工芸美術館にビニールに印刷されたレプリカが所蔵されている(らしい)ので、目録などにアーカイブ化されている(だろうか…

工業系

[%7C] 80年代中盤のロンドンで「インダストリアル(工業系」ミュージック」と呼ばれたノイズ・ロックが大量生産された、ではなく受注生産程度に職人によって生産された、という感じか。80年代中盤といえば、ポストパンクが終焉を迎え、ワールドミュージック…

1967_Beat Beat Beat

1967年のドイツのテレビ番組「Beat Beat Beat」にSam & Daveが出演。NHK BSでJBの1988年の東ベルリンライブと併せてやっていた。武道館のような大会場で映像はモノクロ。当時はビデオではなく、フィルムで撮影、カメラも3台くらい。でも、徹底的にソウルミュ…

BEER CAN

夏だ、ビールだ、とかいう気分も何故か盛り上がらず。どういうわけかビールの缶を眺めていたら缶によっては毎年少しずつデザインが違う、というのに気づいた。デザインの小さな部分にこだわる人ほどこういう部分が気になる筈。効果や売り文句の違い程度だが…

「45秒の音楽」

モーガン・フィッシャーの制作したアルバム「ミニアチュア」という60曲60分というアルバムがあって、ミュージシャンが1分という枠内で好きなことをやるという企画だった。1980年と思うが、たしか六本木WAVEで知り合いが店員だったストアデイズという店でLPを…

Chet Baker sings

チェット・ベイカーの1958年のアルバムを購入。オリジナル盤ではなく1982年の再発盤。再発した24年後の82年でさえ28年も前。いろいろな時代が交錯。50年代後半の写真を典型的な80年代的仕上げのジャケットになっている。なんて関心の無い人にはどうでも良い…

65年目

1945年の8月から65年が経ち、あの時の映像が編集されカラーになったのをNHKで見た。人着と言われる人工(人の手で)着色したフィルムでの疑似カラーと、コンピュータでの着色に大きな差があった。彩度の差がなく一見大差ないように感じたが、フィルムだと、…

夏1972

1972年夏の後楽園球場でのELPのライブは雨が降った。(前年のグランドファンクも雨。)前座はフリー。今やクイーンのポール・ロジャースのバンドで、メンバーチェンジを繰り返して来日時のベースは日本人のテツ山内だった。話を後楽園に戻すと、2daysあり、…

ジャジュカ

[%7C]夏も濃くなると、「ジャジュカ」というアフリカのパン・フルートの音を思い出す。アレは高校生になった位の頃、The Rolling Stonesが好きで買うレコードは先ずストーンズ優先。メンバーで好きだったのはブライアン・ジョーンズだけで、その頃はミックも…

Dome

ヴィスコンティばかりじゃ夏は終わらない。昔の大友作品も読み返してみようか。「童夢」は1983年作品で、あの「AKIRA」の前に発表。書店に出てすぐに友人が買って借りたまま。誰に借りていたのかも忘れた。拙いことした。John Zorn聴きながら見てみたい。調…

ルキノ・ヴィスコンティ

1982-3年頃に発売された「ルキノ・ヴィスコンティの映画のための音楽」を集めた3枚組みボックスをテープにダビングしていたものをキャプチャー〜曲毎に編集しノイズを取り、音も少しだけコントロールしてみたが、元々の録音が悪かった。自分にまだまだノイズ…

映画宣伝にチラシがあるのは日本だけ

[%7C]映画のポスターはグラフィックデザイナーから見ると完全に退化していると思う。情報がない時代の方がポスターに重きを置いていたわけだが、宣伝担当者はそうは思っていても本音の部分では「今更ポスターに力入れるわけニャイカねえ」的にバランスを考え…