「酒場放浪記」

吉田類の酒場放浪記」(BS-TBSで放映中)酒好きの番組であり、同時に放浪好きの番組でもあるなあ。ボクは今迄一人で飲み屋には入った事はないので、憧れにも近い。吉田さんは一人で全国を彷徨いながら店に入る。(撮影のときは3〜4人だろうけど)店の常連とすぐに仲良くなれるのも特技と言っても良い。(見てると「猫舌」だな。)それから、好きな店のタイプを押し付けないのも良いし、最後にジャズと俳句も吉田さんっぽいし、何とも不思議なカタルシスのある番組だからなんだろうなあ、人気あるのは。先週、紹介されていた店を見て思い出した。
年に数回見る夢で、この番組みたいな夢を見る。
それは、暗い砂利道に赤提灯が灯る居酒屋。縄のれんがあり、店の中の灯りが磨りガラスに透けてる。少し寂しい光景。人は出てこない。店の前でズッと見てるだけの夢。
別の夢で、居酒屋にはいると、切り盛りしている店の主人の後ろに写真が貼ってあり、見ると知った顔。聞くと、「先週迄ウチの店で働いていたよ」と言う。探していた中学時代の同級生だった。彼に最後に会った時に「病名を書いた病院の手紙」を見せて「オレは長くない」とか言っていて、それから連絡がつかないので探していた、という夢だ。
「酒場放浪記」を見ながら、二つの夢が一緒になって目の前に出て来たので、テレビを見ながら日本酒を熱燗にして一杯飲んだ。一句詠んじゃうか。