3種目制覇はまだ遠い

現代のタレント3種目は「お笑い」「美容」「食い物」だそうだが、これは誰でも入れる「間口が広い」代わりに激戦区でもある、なんて言うまでもないのはわかっちゃいるけど、自分でも意外なことにこの2種には関わって来た。意外に。
特に「食い物」は昔から周辺に「食い道楽」みたいな輩が多かった。家人は年がら年中試作作りだ。普段も早朝(4時だ)から深夜まで料理を作っている。料理の本以外は見ないし雑誌も料理。休みにも物色している。旅行も「食」が中心だ。小学校低学年からだというから呆れるのを通り越し尊敬の念。でも、世の中にはこういう人が目一杯沢山いると家人は言う。
ボクもかつて某スポンサーの依頼でブログ「食ったもの日記」を書いていた。忙しい時には先に書いてその通りのモノを食べた事もあった。15年前の話し。今では「イタリアの食」の仕事をしている。
「美容」の世界は、7年間の雑誌制作でその世界の凄さを知った。先ず多くの人が入って来る。3年にはわずかな人しか残っていない。それこそ1000分の1だとも聞いた。成功するのは「素質と技術と探求能力」だけじゃないな。
ボクみたいに音楽の仕事しかしてこなかった物にさえ波及している日常の2種目に日本人の得意分野の緻密さを見ますねえ。