対談が成り立つ国に

1967年創刊のアメリカの音楽雑誌「Rolling Stone」が40人のアーティストのインタビューをまとめた「Rolling Stone Interviews」を読んでいる。音楽家だけでなく映画監督やジャーナリスト、それに現職大統領も対象となっている。全部読みたいが、図書館の期限には間に合わないので、今の自分が読みたい部分だけでいいか?と思いながら、立花隆さんの言葉、「本を手に取ったら全部読まなくても全ページをペラペラと見るだけでも良い」を思い出し、ペラペラしていたら、気になったのは全部予定とは違う人ばかり。そうか、本はこれだから面白いんだと、思い出した様に見漁る。
最初は対象外だったジャック・ニコルソンは一気に読めた程面白かった。「女について〜」で「大事な三つのルールを覚えておけ」が特に印象的で、普段すぐ忘れる質だが、しっかりと頭に入った。
「1、男と女は憎しみ合っている」「2、女の方が賢く、強い。」「3、女はフェアプレイをしない。」3が一番重要だ、と述べている。一般的には反論はあるだろうが、経験的に?実感が籠っているというより、女性に対する「憧れ」を思わせる。「こういうことがわからんと話しはつまらんね」ってことだな。
インタビューにはある種の技法が必要だ。ボクも経験があるが、ほぼ意外な方向に進む。ミック・ジャガーはインタビューが嫌いで、キース・リチャードはインタビューの達人だと業界では知られているが、まさに。聞き手(インタビュウウィ)によってはエリック・クラプトンも興味深い音楽家になる。個人的にはジンジャー・ベイカージャック・ブルースの方が面白そうだからなあ。