グリーグ ピアノ協奏曲イ短調Op.16

「ルーテルアワー」という日曜早朝に放送(TFM)してた宗教番組を良く聴いた。テーマ音楽が重厚で深く。知らない国の風景を見ている様な気分になるような曲だった。数年に一度、頭をよぎるメロディだった。そういうのあるよな、でいつもすぐに忘れて行く。随分と長い間不明のままで気になっていたが、先頃、判明。
ノルウェイグリーグ作曲とは番組で聴いてわかっていたが、知っていたのはあの有名な「ペール・ギュント」くらいで、他の曲では検討もつかず簡単に行き詰まっていた。検索ワードを「FM東京〜宗教番組〜ルーテルアワー〜テーマ音楽〜グリーク〜」と調べて行き、行き当たったのがクラシック愛好家のブログだった、という流れ。数年前迄は同じワードでも検索出来なかったのに、である。
で、あれば、と思いYOU TUBEで聴いてみると、簡単にヒット。何ともあっけなかったが、感激から懐かしいまでは30秒位で、何か違う。数十年前に聴いて以来なのに違うとわかる。記憶の演奏とは演奏者が違うと感じた。またまた、調べると、「この曲は演奏者で随分違う」となっているではないか。検索しなきゃいけなくなったテイクを探す羽目に。これは多分当時の人気だった盤を探せば案外簡単に出て来るかもだな。
http://www.youtube.com/watch?v=Ws2EBk4ULiU
わかったことは、当時聴いていたのは、同じノルウェイのピアニストで指揮者もノルウェイの人。ゆったりしてまろやかな落ち着いた風景が見える様なレコードがあるという。品番やタイトルも判明したが、そこには「ピアニストは美人じゃなかった。」とも書いてあった。
それで思い出したのは、音楽関係者で現在はクラシックの仕事もしている友人が言ってた言葉。現在もクラシック界は「見た目重視。何しろ曲は誰がやっても同じだからねえ。」って先の諸問題と同じじゃないか!