2008-01-01から1年間の記事一覧

Views by Roger Dean

70年代レコード美術のジャケット部門欧州王者を前期・中期・後期に分けると、前期は間違いなく、ロジャー・ディーン氏になる、と個人的に思う。異論は無い筈。プログレを代表するYES等のジャケットは、当時の夢見るロックファンを永遠の音楽少年にしてしまっ…

Another Jimmy

通称ジミヘンの伝記映画の2枚組サントラ。1973年にアメリカで公開されたが、日本未公開につき詳細未取得。仕事場にこのアルバムを飾っておけば、誰か情報知っている人が出てくると待っていたら(苦笑)、とうとう引っ掛かったthe情報主は、某映画配給会社社…

B2 & X

坂本龍一アルバム「B-2ユニット」(B-2Unit, 1980年)と「戦場のメリークリスマス」(Merry Christmas Mr Lawrence, 1983年)の2枚は、僕にとって80年代を象徴する伝説の1ページ。それまで海外でしか出来なかった「ジャケットと音楽の融合」が始めて日本で完…

Come Come Tom Tom

1981年作「Tom Tom Club」。NYのバンド、Talking Headsのリズムセクション(夫妻)が主体になり、ベースのティナさんシスターズやエイドリアン・ブリュー氏等が楽しく参加している。ジャケのイラストはJames Rizzi作で動画(CLIP)にもなっている。(You Tube…

Michael is Great is Michael is Great

前にチョイスした「ウィズ」(1978年)に対して。教えてくれた人がいて、早速入手し見た。が、2時間以上は怠い。1時間少しにまとめれば現在形として見れる、と感じた。マイケル・ジャクソンもまだ20才。ビッグになる前で、気安く参加してる感じがとても良い…

Gas Man no,1

「ガス人間第一号」(カラー作品35mm87分/1960年/監督:本多猪四郎/出演:三橋達也・八千草薫・土屋嘉男)である。川崎市民ミュージアムで今年も上映するというので楽しみにしていたが、結局行けなくなってしまった。「透明人間現る」(1949年白黒/月形…

Charlie is my Darling

The Rooling Stonesのビデオ作品「Charlie is my Darling」なのだが、詳しいことは余りわかっていない。モノクロ作品でアイルランドツアーで有ること以外はわからない。ストーンズの資料をさがしてみても映像作品としては現在正式にでていないせいか資料が見…

White city London

最近は何かの作業をしながら「ビデオの編集」をしている。同時にやるのが集中できる。この2週間ほど80年代に集めたものや録画した物を(ダビングしながら)随分見たが、80年代という時代は音楽だけでいうのと映像ではエラク違う。こんな妙なカッコをしていた…

UK 86

1986年のビデオ「Lonely is an eyesore」はイギリスのレーベル「4AD」のアーティストのコンピで、映像製作はレーベルの殆どのジャケットも手掛けている23 Envelopeというデザイン・ファームのNigel Griersonである。グラフィック担当のVaughan Oliverは日本…

That’s Great

日本デザインセンター時代に買ったベータマックスのビデオデッキは今でも元気に動いてくれている。当時はテレビ番組の録画がメイン。だから、録画の中に入っているCMは古い。ビックリ&ブックリな面々オンパレである。77年から89年頃は頑張って撮っていた。…

BRUCE BLUE

1989年に公開された「Let's Get Lost」は、ジャズ・トランペッター、チェット・ベイカーを追ったドキュメント・タッチのブルース・ウェーバー制作の映画。(モノクロ/119min/スタンダードサイズ/1988アメリカ映画)当時人から借りたビデオをベータにダビン…

Golden Age

昭和33年公開の日本製初長編アニメ「白蛇伝」から50年である。東映が制作した入魂の漫画映画は、大川社長の元、集められたスタッフには高畑勲はじめ先鋭が揃っている。僕が知るだけでも森康二、大塚康生に月岡貞夫等アニメ映画はもとよりテレビでもよく見か…

Bill Nelson again

ビル・ネルソンの1980年の7インチ・シングル「rooms with brittle views/dada guitare」のジャケット表裏。音とグラフィックが一体化した作品で、1981年の仮想サウンドトラック「Das Kabinett/Dr,Caligari」に通じる彼のキャリア中最も魅力的な時期だと確信…

Out of this world

正統派レコード集めの概念をここでハッキリさせたい。(苦笑)SP盤集め、歴史的学術的音楽研究課は別として、ポップ音楽でのレコード集めには2種類いる。一つは好きな音楽を集中して集めている結果60年代〜70年代という時代に突き当たり音楽の主たる録音メデ…

My home made

我家の庭に茱萸(ぐみ)と李(すもも)の木があり、毎年イッパイ実をつける。茱萸は酒に漬け、李はジャムにする。これは簡単に出来て美味い。きっと自分で作るからその気分が入って上乗せした美味さがある。ヨーグルトにかけるのも良いしトーストも良い。 逆…

Kappan is alive in tokyo

10年前に東京では絶滅した聞かされていた「活版印刷工場」が実際には5件残っていることがわかった。その内の一件と連絡がつき都内某所にある工場を見学させてもらった。 その工場はまるで稼働している美術館の様で、まるで「かつて印刷はこのように印刷して…

Rock Magazine

ミュージックライフ1970年の10月号。表紙は言わずと知れたロバート・プラント。この雑誌には当時人気投票があり、男性歌手部門でプラントが1位(2位ポール・マッカートニー、3位ミック・ジャガー、4位トム・ジョーンズ、5位スコット・ウォーカー)になってい…

Piano is percussion

キース・ジャレットの1975年ドイツ・ケルンでの即興演奏の録音盤「ケルン・コンサート」。 軽快なジャズも好きなのだが、このクソ暑い夏を乗り着るには、この絶対零度の様な徹底的な音楽が良い。 同じくジャレットが演奏したアルボ・ペルトの「タブラ・ラサ…

Atomic Movie for boys and girls

映画「アトミック・カフェ」の劇場売りパンフ。32ページ/A4サイズ/中綴じ/400円/アトミック・カフェ事務局編集&発行/監督&制作:ケビン・ラファティ(34才)、ピアース・ラファティ(29才)、ジェーン・ローダー(30才)/1982年アメリカ映画/1983年…

Guitar is Strange Box

日本でどういう人が、どの位の量の人が、このドイツのギタリスト、ハンス・レイヒェルの音を聴いているかは想像も出来ないが、何故か世界の至る所にこういう「音」を求めている人が少なからず「いる」という事は簡単に想像できる。 例えば、ヨーロッパの辺境…

”Susuto” means ”Scare”

1980年発表のは菊地雅文氏のアルバム「SUSUTO」。20代前半の僕はこのジャケットに衝撃を受けた。日本でもレベルの高い「音楽とグラフィックの関係」に始めて出会った。それまでジャケットデザインの名作は、70年代の横尾忠則氏のサンタナのみが国際的で、後…

Just it up-Jass-Jazz

夏だ!ライヴだ!(かつて)夏の定番ジャズフェスだったのが、読売新聞社主催のこの「Live Under the sky」(1977年〜)。当時在籍していたデザイン事務所(Breakfast)でパンフを制作していた。B4/中綴じ/48ページ/カラー+1色。僕が入社直前作(1981年)。 A…

David Lynch’s Movies

デヴィッド・リンチ作品をどの位見たか?数えてみる。 ●イレイザーヘッド (1976年) ●エレファント・マン(1980年) ●砂の惑星(1984年) ●ブルーベルベット(1986年) ●ツイン・ピークス(1989年) ●ワイルド・アット・ハート(1990年) ●デューン(1994年…

Start from Zero

細野晴臣さん責任編集の季刊音楽雑誌「エイチ・ツー」(タイトルはH2と表記)の創刊0号である。1991年のもの。筑摩書房から発行される予定だった。予定だったというのは、残念ながらこの雑誌はついに創刊号が発売されなかった。0号で終ってしまったのだ。 よ…

Richard Bernstein Again

図版はアメリカの雑誌「インタビュー」1985年10月号表紙はマドンナ。創刊時は「アンディー・ウォーホルズ・インタビュー」だった。確か1ドル。この頃でも2ドル。大きさはA3より大きいタブロイド版。アンディー・ウォーホルが会いたい人に会って話聞く(面談+…

Music for 18 Musicians

7/6のNHK教育の夜10時頃。偶然「スティーブ・ライヒ特集」を見た。浪人時代、これも偶然に「Electronic Music」というコンピレーションLPと出会う。中の1曲「Come out」を知り、好きにはなれなかったが気になって仕方なかった、という経験がある。 テリー・ラ…

Floppy is where?

グラフィックデザイナーでありミュージシャンであるタチバナハジメさんの1991年発表の「タイポグラフィー」というタイトルの書籍である。フロッピー・ディスク付き。と簡単に書いたが、今や死滅したメディアである「フロッピー・ディスクとは何?」であろう…

Everybody loves Socks

1993年に日本靴下協会発行の小冊子である。タイトルは「The Book of Socka and Stockings」とされ冒頭に「くつしたのような生き方のすすめ」と記されている。 発行元が発行元とは言え業務的な感心を越えたフェティッシュな視点が貫かれていて充実した内容に…

U2 4U

U2の1984年のアルバム「The Unforgettable Fire」からアメリカ進出、グラフィックもより完成度を増して進出に大きく貢献した。アントン・コービン(写真)スティーヴ・エイヴリル(グラフィック)のコンビが制作。(一部写真が違う人)80年代アルバム2枚から…

Small Apple

1991年にリリースされたアップル・レーベルのCDの4曲入りEPである。今でいうマキシ。内容は、1.Those were the days_Mary Hopkin 2.That's tha way god planned it(part 1& 2)_Billy Preston 3.Sour milk sea_Jackie Lomax 4.Come and get it/Badfinger レー…