Come Come Tom Tom


1981年作「Tom Tom Club」。NYのバンド、Talking Headsリズムセクション(夫妻)が主体になり、ベースのティナさんシスターズやエイドリアン・ブリュー氏等が楽しく参加している。ジャケのイラストはJames Rizzi作で動画(CLIP)にもなっている。(You Tubeでチャック可)
70年代ニューヨークの大学出のバンドもCBGBでパンク・バンドと呼ばれてデビューし、「社会派バンド」として硬派なバンドイメージを打ち出し、音楽的に尖ってきて3枚目("Fear of Music")のアルバムからロンドンの音楽(Eno他)とのセッション等を経由し、80年代に入り30代になり、気分的に余裕も出来てコンパスポイントで録音。言い方は余り良くないが、「インテリ」の反動が本来反発していた「南指向」をムキになって楽しもうとした結果とも思えてならない。(ヒガミもヒネクレも入ってもない。)
当時はそれを思うと妙に腹が立ったが、こちらも年期が入ったせいで、平静を保つことも出来るようになった。最近の若い女性(といっても35才位までを指す)にはこの1981年の音というのは、実際には小学校行く前だったりするので、「始めて聴いた」であり、ヒットした枠にも入っていないから全く予備知識ゼロだったり、いきなり「可愛い〜」となる可能性大。ノンキといえば呑気だね。
でもイラストの出来は良いね。今見ると。