Kappan is alive in tokyo


10年前に東京では絶滅した聞かされていた「活版印刷工場」が実際には5件残っていることがわかった。その内の一件と連絡がつき都内某所にある工場を見学させてもらった。
その工場はまるで稼働している美術館の様で、まるで「かつて印刷はこのように印刷していた。」、とでも言うような不思議な光景を立体画像で体験した様な気分になった。
15分も経つと、インクの匂いと会話の断片からデザイナーとして様々な経験が逆回転の様に甦ってきた。同時に、今現在これで「喰っている人達」のリアルさとプライドも感じた。
某大手印刷会社も今や印刷以外の職種に手を出そうかという位、印刷自体が未来を見た場合、大きく考えてのエコ産業とは反対に向いている、というのはあくまで「経済的な力」の視点であって、実は誰も望んでいない。