U2 4U



U21984年のアルバム「The Unforgettable Fire」からアメリカ進出、グラフィックもより完成度を増して進出に大きく貢献した。アントン・コービン(写真)スティーヴ・エイヴリル(グラフィック)のコンビが制作。(一部写真が違う人)80年代アルバム2枚から7インチシングルが各4枚出ている。こういう作品を見ていると、それが土台がしっかりしたイメージであることがよくわかって羨ましい。
プロデューサーの起用に関してもクレジットを追っていくと、そのメンツの使い方も要所を外してなくて、効果大だった。スティーヴ・リリーホワイト、トニー・ヴィスコンティブライアン・イーノ、ダニエル・ラノアと言ったプロデューサー達もさることながらミックス・エンジニアも渋い。
再び思うのだが、この頃のロック・ミュージックの売り方に関して、音楽は専門家として音楽に専念していて、ジャケットにはそう口を出していなかった。だから少人数で自由で無駄の無い制作だったと思われる。
アントンと仕事した時に彼のカーステレオからは、いつもU2やPassengersが流れていた。こういった信頼感のある関係ってこの日本に無いわけじゃないけど、何か肝心な部分が追いついていない。

話しはかわって、87年の3曲入りシングル「Where the street have no name」のカップリングに「Silver and gold」が入っているが、これはスタジオ録音でライブだった「Rattle and Hum」と違いも楽しいのだが、その2年前の85年にBONOが参加した「Sun City」の中にボーナストラックとして入ってる。
これはストーンズのメンバーとセッションしているのだが、これは聞き物だ。LPジャケットには一切記載されていないのはどうしたことか?この「Sun City」も考えてみれば面白い企画だった。時代を経て曲の意味もかわっていく。ホント。