「45秒の音楽」


モーガン・フィッシャーの制作したアルバム「ミニアチュア」という60曲60分というアルバムがあって、ミュージシャンが1分という枠内で好きなことをやるという企画だった。1980年と思うが、たしか六本木WAVEで知り合いが店員だったストアデイズという店でLPを買った、と記憶している。その直後1981年頃かに、ニューヨークのギターオーケストラ(楽団全員がギタリストで、サーストン・ムーアも在籍)で有名なグレン・ブランカコンパイルした「Just Another Asshole」というレコードがある。こちらはひとり45秒で、77人が参加している。秒数の違い、人数の違い、トータルの違いが感覚の違いとして最初に考えたと思うので非常に面白いと思った。音楽的で非打算的な挑戦が世界中で同時多発していた。シンクロニシティーか。で、最近自分の聞きたい音のリズムに近く30年たった今の音楽と感じた。すごい不思議。