1967_Beat Beat Beat

1967年のドイツのテレビ番組「Beat Beat Beat」にSam & Daveが出演。NHK BSでJBの1988年の東ベルリンライブと併せてやっていた。武道館のような大会場で映像はモノクロ。当時はビデオではなく、フィルムで撮影、カメラも3台くらい。でも、徹底的にソウルミュージックを楽しませようというショーを下手(しもて)からアップ、正面ひき(舞台全体)をメリハリつけて上手に見せていた。出演者・曲目は以下のよう。
「Secret Argent Man」Sam & Dave Orchestra(PSスローンの曲。選曲も含めスカパラはこれらをかなり参考にした、と思われる)
「You Don't Know (Like I Know) 」Sam & Dave(主役が登場も会場は暖まって、デュオらしさ全開)
「Soul Man」Sam & Dave(2曲目にヒット曲を持ってくるのが上手い)
「You Send Me」Linda Carr(若い女性歌手が、サム・クックの曲をしっとり歌う)
I Believe in You」Sam Baker(男性歌手)
「Ride Your Pony」Lee Dorsey(元ボクサーで曲もメーターズなんかで聞き覚えあり)
「Sweet Soul Music」Arthr Conley(名前は聞いたことあり。4人目は実力者の番付か)
「When something is wrong with my baby」Sam & Dave(勢いのあるSamに隠れた印象のDaveをフィーチャー)
「Hold on」Sam & Dave(キメのラスト。Wダイナマイトと言われたデュオを生かした曲構成も良い)
若手4人のシンガーにハコバン的ビッグバンドのレビュー形式のコンサート。日本にロックの海外ミュージシャンが来だしたのは1971年頃で、その前はソウル系が多かった。(これも日本にある米軍基地の影響か)が、一足先にヨーロッパに行っていた、ということで、この時点でも充分浸透した音楽シーンを見て取れる。