2010-01-01から1年間の記事一覧

ドイツ・アメリカ友好という名のバンド

DAFはドイツのパンクバンドでシンプルなシンセを使っているのでシンセのバンドと勘違いされていた。ベルリンではなくデュッセルドルフ出身なので初期にはデア・プランとか、リエゾン・ダンジェルーズとかと一緒にやっている。アメリカのマーケットを意識して…

german spirits

トルコから急遽ドイツ。伝説のバンドCAN。ホルガー・チューカイ大先生がいたバンドであり、ドイツのグレイトフル・デッドか?メンバーに日本人(ダモ鈴木)がいたこともある。70年代の映像を見ると、テレビ出演などもあり、ひなびた地方都市色も完璧で、まる…

Zeki Muren

先出のトルコ音楽続きで、トルコの映画スターでオカマ?でシンガーのZeki Murenのテープは1987年に買ってから一度もデッキに入れて聴くことはなかった。原因はそのジャケット。怖いモノ見たさで買ったものの、というか見たことない感じだったから。You Tubed…

80年代イスタンブールカセットテープ

1987年に仕事でトルコ旅行に行った際に買ったカセットテープを聴きながらキャプチャーしてiPodに。男性二人のジャケ、これはコーランというより物語っぽいテープになっていて英語とトルコの言葉が交互に出てきたりする。音源自体もかなり古く、デジタルに慣…

トリビュート盤

最近トリビュート盤というのは音楽業界でのひとつのジャンルとして確率したというか、ビジネス的な手法にもなった。実質的には昔からあったのだが、最初はライブみたいなイベントだった様に思う。例えば、フレッド・アステアの50周年に彼を慕う人が多く集ま…

Los Lobos

ロス・ロボスはテックスメックス系アメリカのバンド。ヒット曲「ラバンバ」で広く名が知られているが、彼らはあの曲の100倍以上幅が広い。ロックではなくて完全なオルタナのルーツを持つ、過激な音作りをする。この2枚のアルバムは特に良くて(ミュージシャ…

Conductor

先日NHK教育chで「武満徹と映画音楽」という番組を見た。武満さんは映画が好きで年に300本以上見ていたらしい。主に映画館に行って見るのだという。コンサートでの音楽とは別に映画音楽でも素晴らしい作品は多い。「乱」や「切腹」は僕でも持っている。映画…

イトトンボ

夏休みと言うとすぐに思い浮かぶのは「昆虫採集」。品川の家の周りにはカブトムシなんかは見たことのある人もカブトムシくらい珍しかったので、紋白蝶にシジミ蝶しか採集箱には入れられなかった。一番好きだったのは「糸トンボ」。カゲロウに似てても元気な…

King Of The Delta Blues Vol. II

デルタブルースのキング、ロバート・ジョンソン。何とかのキングは黒人が多い。King of POPとか、King of Soulとか。その二方と並び称されるのがロバート・ジョンソン。シカゴに連れてこられホテルに缶詰にされ録音した、というジャケットになっているが、本…

チューカイ氏

[%7C] ホルガー・チューカイは凄いドイツのミュージシャンでホルンを吹き、60年代からテープレコーダーでデジタル編集をシュミレートした妙な音楽を作り、奇っ怪な生き物を連想させ、とぼけた空間をいとも簡単に作ってしまう音楽博士である。現在で言う音楽…

Eric Burdon and WAR

[%7C]エリック・バードンはアニマルズの後、あのWARと組んだ。アニマルズの同僚がジミヘンを発掘した後で全員黒人バンドのWARと組んだので、時代的な何か予感めいたモノが大きくあった。シングル「スピル・ザ・ワイン」はスマッシュヒットしたが、忘れ去られ…

Rod McKuen

洋楽を紹介するテレビ番組か、レコード屋主催のフィルム上映会かで見た大人の音楽のひとつがRod McKuen(ロッド・マッケン)だった。スコット・ウオーカーも歌っているから気にはなっていたが、貧乏高校生には外国以上に遠かった。図版は、ロッド・マッケン…

吉松隆「タルカス」初演

[%7C] ELPの「タルカス」オーケストラ版が吉松隆さん編曲により初演された。それがCDになった。それが面白そうと思う人は僕の周辺にはまったくいない。

Portrait Covers

[%7C] CDジャケットを作っていると、自分が仕事している場所がつくづくアジアなんだと痛感する時がある。例えば、この2枚のレコードカバー。どちらも30cmのLPレコードのために作られたもので、メンバーのポートレイトをレイアウトしている。この2点の写真(…

Land Music

ワールドカップを見て欧州と南米のリズム感の違いがゲームのリズムになっていると感じた。クラシック音楽の発展形としてのテクノミュージック発祥のドイツと、その欧州から伝わった様式と元々の黒人音楽とのブレンドされた南米の音楽、の戦いという視点で試…

Black Music Stream

ブラックミュージックの流れをまとめた3枚組みボックス。 タイトルはMovin' on up The Story of Afro-American Music a1. Ntjilo Ntjilo / Miriam Makeba a2. Hail The Soundz / Guy Warren a3. Aferincomon "Nanigo" / Katherine Dunham a4. Mi Padrino Me …

PIL

[%7C] SEX PISTLESはパンクでも何でもなく、アメリカのパンクの元(名前忘れた)を上手くイギリスで受けるようにプロデュースしただけのバンドで、ある種のコメディ要素を持っていた。フロントのジョン・ロットンがジョン・ライドンに名前を変えて、バンドも…

DEVO

70年代後半のアメリカのアクロンという街のバンド、DEVO。と聴いた時、今で言えば、マイケル・ムーアの作品に出てくるアメリカのローカルな雰囲気が出てくる。イーノがプロデュース、で話題になったがバンド自体はそれを嫌がった、とか。それ以降の姿勢には…

Jethro Tull

60年代から活動していて今もバリバリなバンドで、70年代初頭の来日の時の「旬さ」「技術的な水準」「イギリスっぽさ毒&シャレ度」のどれをとっても随一なのがジェスロ・タル。イアン・アンダーソンは歌とフルートもちろんギターのどれをとっても名人芸。し…

カッワーリー

ヌスラット・ファテ・アリ・ハーンはパキスタンの歌手でカッワーリーと言われるイスラム歌謡の第一人者であったが、1997年突然亡くなった。アリは、世界的にも高名なシンガーであった。マイケル・ブルックの制作したアルバムは話題になり、ピーター・ゲイブ…

盲目のプエルトリカンのギタリストシンガー

ホセ・フェリシアーノは病気が元で盲目になったシンガーでギターの達人。一番インパクトがあるのは顔と声。クセが強い。現在もバリバリらしい。プエルト・リコのシンガーって中々出てこない印象なのは、知らないだけか、敢えて取り上げないだけか。

Dennis Brown 1970

デニス・ブラウンの写真2枚。モノクロのは1970年のジャマイカ盤。実はデニス・ブラウンはこのアルバムしか持ってなくて買ったのは80年頃。1色刷で裏面はギターを持った少年。ハサミで切り抜いて適当に貼り付けたレーベルが見たことないくらいの雑なモノだっ…

Cluster

ドイツのCluster来日だって。日本のバンドも出るらしい。ホルガー・チューカイが来るなら見たいけど。で、共演のアルバムを聴いたら、時代のギャップが凄かった。5周りくらいして元に戻るどころか、全く違う星の音楽に聞こえた。この空に向かっているマイク…

exile in stones

60年代にR&Bと言えばロックが主体でその代表格がThe Rollng Stonesだった。The Rollng Stonesが70年代に入り、ブライアン・ジョーンズからミック・テイラーに交代し、ストーンズレコードも設立。自分だけじゃあなく僕ら世代が一番ストーンを聴いた頃だったと…

Analogue Techno

テクノミュージック=デジタルミュージックと思っている人は多い筈。60年代にKraftwerkを初めとしたテクノの元祖は楽器演奏でやってたし、ましてやシンセもアナログだった。僕も75年に最初に買ったシンセもシーケンサーもアナログだった。Kraftwerkもデジタル…

The Last Poets

60年代からラップはあった。当時、ラップといえば「おしゃべり」でコンサートの合間にしゃべるのも「ラップ」と言った。(MCはマスター・オブ・セレモニーの意味でライブの始まる前説であり、盛り上げ的なおしゃべり)60年代を代表するラスト・ポエットは今…

Soulpower

2010.6.12公開の映画「SOULPOWER」http://www.uplink.co.jp/soulpower

オートグラフno,1

ハロルド・バッドのライブが1983年頃六本木のアクシスのホールであった。演奏会は白い壁に映し出された映像はドローイングのスライドでそれに呼応する演奏だった。静かで装飾のない演奏は癒し系ではなく現代的なメッセージ性のある力強い音だった。イーノと…

最近見た映画

テレビはデジタル放送に切り替えて1年が経ち、俄然多チャンネルになった。映画の局が多く、今まで見逃していた作品も多く見れる。今年になって100本以上は既に見た。それでもレンタルで DVDは借りる事は多い。仕事でも見るから今年は500本は見るだろうか。ク…

Horizon

昨年の秋に発売されたU2の新作のジャケットはカバー写真は、日本人カメラマンの杉本博司さんの水平線の写真である。「No Line On The Horizon」というタイトルが示すように、曲が出来た後イメージとして杉本氏の写真に合致した、と思われる。あまりに直截す…