Early Japan

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1978年Japanデビュー。あのデヴィッド・シルビアンのジャパンというバンドのデビューで候。アメリカにもAmericaというグループがいたし、ドイツにも独逸米国友好同盟なるバンドもあったし、国名を使ったバンド名自体、時代的。しかし、ジャパンとはやられた。我々ジャパン人には思いつかない。まあジャケを見ると、「イギリスの若い奴は日本の事を何も知らないし興味もない」というある種の象徴的な断片でもあるように思う。これをひっくり返せば、我々が「イギリス」とか「アメリカ」と軽く表現している見出しにも同様なズレがあるように思う。嫌や、「それはないだろう」と思っている内は、それ以上にあると思った方が良い。70年代とは情報量が全く違うけれど、最近のカナダで制作した「サッポロビール」のCFは、それは凄く緻密で未来的だったけど、大きく見ればこのジャパンのジャケと変わっていなかった。「日本がこういう国のイメージ、もしくはこうであって欲しい」的な部分があると感じる。