2009-01-01から1年間の記事一覧

minotaure

minotaureは「ミノトール」というアーティストが結成し自ら作ったフランスの雑誌。時代は1933年から39年。編集や表紙をピカソやマグリット、マチスなどが手掛けている。と聞いてはいたのだが、独立間も無いの頃、復刻版が出版されると知り、知り合いの洋書取…

LKJ

[%7C]LKJとはジャマイカ出身でイギリスで登場したレゲエのダブ・ポエトリーのリントン・クエジ・ジョンソン(Linton Kwesi Johnson)で、ダブの好きな人ならOn Uレーベルとか、エイドリアン・シャーウッドなどと並んで今でも聞いている人はいると思う。ビデ…

Respectable Person

アシスタント時代のこと。師匠と行った南国の島のロケで、南国にありそうな小屋で食事をしていたら、そこに浅井慎平さんが入ってきたので、すかさずカメラで浅井さんと撮ったら、「やるね」と笑顔で言われてから憧れの人でした。ああいうリアクションが出来…

Mr, Takahashi Kyoji

カメラマン高橋恭二さんとは随分会っていないが、最近若い人から彼のファンという話を良く耳にする。気になってきて昔高橋さんから貰ったかなり初期の作品パンフレットを探した。あった。図版左の縦長の表紙。タイトルが「ポートレイト1」と英文で印してある…

真夏の出来事

三宅一生さんが被爆者であったと公表した、と新聞にあったが業界では良く知られたことで、僕は横尾先生との打合せに同行した際に伺った。三宅さんは本当に凄いクリエーターで、僕がアシスタント時代にライセンスなどの仕事でご一緒させていただき、多いに叱…

Mid summer Midnight

Midnight Cowboy(邦題はカーボーイとなっている。)1969年のアメリカ映画。映画館で見た記憶も在るのだが、録画してあったビデオの吹き替えが非常よかったので、DVDのオリジナルには手が伸びなかった。ダスティン・ホフマン役は穂積隆信さん(テレビ朝日版…

Magazine and Book #6

博物館が夜になると幽霊屋敷になる的な映画があったが、それほどアメリカでは博物館や美術館が日常的な物というのが羨ましい。もうひとつ、美術館で買った本で今までで一番好きなのがこれ。子供用というよりはファミリー用。親子で見る美術というのがカッコ…

Magazine and Book #5

NHKで放送していた「サンダーバード」を見ていた。「ちろりん村とクルミの木」「ひょっこりひょうたん島」に続いて出てきたイギリス製の人形劇はスケールが違っていた。日本製のひなびた世界観も嫌いじゃないけど、この時期はロックンロールだったから、ビー…

Music for Silent Movie

[%7C%7C%7C]ビデオに撮ってあった映像をパソコンでキャプチャーし、DVDに焼いている。ビデオ・キャプチャーというヤツだ。最初は見ながらデータにするのも楽しかったが、見るのと同じ時間がかかるのとデータ量が膨大で、まだ圧縮方法が模索中なので120GBのパ…

Magazine and Book #4

図版は「SIX」というファッション・ブランド「コムデ・ギャルソン」が発行していた大判(A3サイズ)の冊子の表紙である。1990年第5号の3冊組のモデル篇で、後の2冊は別なテーマの作品となっている。この表紙の中はデカダンな雰囲気で撮影はティモシー・グリ…

Magazine and Book #3

「夏休み本棚」第参弾。「横尾忠則編/天地創造計画」の副題には「レコードジャケットによる瞑想」とある。横尾さんの集めた面白いレコードジャケットを見ていると不思議にも瞑想に近い状態になるのは確かである。何故ならジャケットの大きさには、拝む目の…

Magazine and Book #2

「雑誌と本の棚から」第二弾。白夜書房発行の「写真時代」は、世の中の裏街道に一気に照明が当たったようにエロが芸術チックに風に乗って出てきた。と言っても小学館の「写楽」が作った写真雑誌という道の二番手というポジションは変わらなかった。そして不…

Magazine and Book #1

夏休み企画「雑誌と本の棚から」1974年6月号の「ローリング・ストーン日本版」。先ず価格であるが、380円とある。今で言えば1200-300円程度か?雑誌の情報にはとても価値があった時代。先ず表紙はイラストである。吉田カツさんの作品であるが、後の作風を知…

Men’s Men’s Men’s World

スモール・フェイセズからハンブル・パイに移ったスティーブ・マリオットを追い続けていた。スモールBUT大迫力で最初から最後まで全身を絞るように出しきる男だった。それしか出来ない不器用な男だった。スモール・フェイセズ時代はモッズ時代で、若気の至り…

for SPY only?

秋葉原に盗聴グッズと呼ばれる違法なジャンルがファッション化。被害者には到底理解出来ないが、以前スパイの取材で知った盗撮や盗聴の道具には妙な魅力があって、撮るという行為以外の秘密の楽しみが人間の本質的な部分と相まっているように思う。無自覚な…

Rock Opera Tommy 1972

イギリスのスタイリッシュなロックバンドで60年代初期から活躍し、69年のウッドストックで目立っていたバンドで、今なおライブやっているバンドはストーンズではなくThe Whoだ。ロックオペラを作ったのもThe Whoだ。非常にイギリス的なオペラ作品「四重人格…

Little Stevie

ジャケはスティーヴィー・ワンダーの1963年のアルバムである。僕はこれを手に入れたのは再発盤で70年代後半だった。「イナーヴィジョンズ」以降のスティーヴィーは本当に凄かった。後で知った原宿の飲み屋でやったというライブに嫉妬した。モータウンの期待…

Michael and Marvin are singing in Heaven.

マイケルが天国に行って下界は寂しくなってしまった。大して熱心なファンでもない僕のハートにもポッカリ穴が開いている。ジャクソン5が出てきた時から知っているし、田中康夫さん翻訳の「ムーンウオーカー」も発売当時見本誌を貰って読んだし、黒人版「オズ…

T REX

T REXは元は有名な恐竜同様ティラノザウルス・レックスと名乗ってたバンド。デビッド・ボウイと並びグラムロックの旗手だった。短縮形になってメジャーになった。ELPはエマーソン、レイク、パーマーで、CCRはクリーデンス・クリアウオーター・リバイバルだっ…

PFM

イタリアのプログレバンド、PFMのアメリカツアーのライブ盤をLPで探していたが、とうとう断念。昔友人から借りた時のジャケが見たかったのだが、ビンテージ盤扱いの盤は数万円もする。とうとうあきらめてリマスター盤CDを購入。CD化された時にジャケが変わっ…

Jethro Tull

海外ミュージシャンのライブが一般的になったのは70年代に入ってすぐのこと。高校生だった自分は東京の地の利で、ほとんどの人気バンドのライブを観れた。武道館から小さいホールまで行った。中学生の頃に行ったディスコでのライブから会場で見かける「見た…

Steely Dan

1977年のSteely Danのアルバム「エイジャ」。日本の事を言っているのか?カバーモデルは故山口小夜子さん。「ASIA」ではなく「AJA」((邦題は「彩」←これは上手い!!)と表記してあるから、カバー女性を間接的に表して女性的なタイトルに見えるようにしたの…

HE IS GREAT

尊敬する先輩が急死の3日後、ジャクソン氏が急死。二人とも同じような状況での急死だった。生きている間にもっとリスペクトをもっと濃くもっと多く捧げておけば良かった。岡本太郎氏もその一人。実際にお見かけしたのは大学時代に行った展覧会で1度だけ。太…

Inner Sleeve is Inner World

LP時代の話。レコードを出す時、保護袋に入っている。CD同様の半透明のビニール袋ではなく、かつては紙袋に入っていた。これはシングル盤も同様でアルバムはレーベル特有のデザインが施されている。中にはカタログの紹介(既発売のアルバム)がされているデ…

空気人形

是枝監督新作「空気人形」の完成披露試写。楽しみにしていた試写だったし、事務所から近かったので早く行く。舞台挨拶は主演女優の飛行機遅延という不可抗力で(本当か?この業界に30年いるので想像してしまう。)予想より上映が約1時間押し。個人的に所用で…

One Hit Wonder

俗に「一発屋」と言うヒットの続かない、1曲だけヒットの歌い手をこう呼ぶ。とか言ってもヒットが続くほうが難しいし、少ないはずで、ヒットを出してテレビに出ている内にいなくなった人を指す蔑称のようなところだが、こういう業界用語が一般にも波及した典…

Lizzy Mercier Descloux

音楽を彷徨ったのか、彷徨って音楽にいったのか?不思議なポジションだったLizzy Mercier Descloux(リジー・メルシエ・デクルー)が亡くなったのは2004年だった。1979年ニューヨークZEから出てきた時はドイツのニナ・ハーゲンなどワールドミュージックの先…

George Gershwin

ジョージ・ガーシュイン。アメリカの大作曲家。イメージ的にはアメリカを作った人の1人か。ハリウッドの黎明期からミュージカル全盛期の作品やジャズのスタンダード多数、で買ったCDが10枚組み。これを知らずして××は語れずって何だ?でも、どんな人でも1曲…

Jean Shrimpton / Richard Avedon: Jun Rope - cinema commercial

リチャード・アヴェドン出演のテレビCF「JUN」は探していたモノのひとつ。デイヴィッド・ベイリーと与田弘志さんの作品も探し中。霧がかったお城が見える岩山を歩く少年と山羊。音楽は「アランフェス協奏曲」だったと記憶。ないかなあ。見たいなあ。

Charpentier

シャルパンティエの「Messe de minuit」という曲のメロディが急に頭の中に出てきた。2年以上前に制作した映画宣伝の作品で「合唱ができるまで」の曲が、一度耳から入って頭を通過し風に飛んで忘れてしまっていた。それが急に戻ってきた。こういう時の方が気…