空気人形

是枝監督新作「空気人形」の完成披露試写。楽しみにしていた試写だったし、事務所から近かったので早く行く。舞台挨拶は主演女優の飛行機遅延という不可抗力で(本当か?この業界に30年いるので想像してしまう。)予想より上映が約1時間押し。個人的に所用で焦っていた状況の中で見たが、世界に引き込まれる素晴らしい作品になっていた。登場人物を少なくして人の表現を最大限にしている効果が出ていて、映画という作品でたった2時間弱しか知らない人格とは思えない。「映画の進化した物語性」という言葉が頭に出てきた。個人的には名の知られた、または顔のしれた配役に抵抗があるが、この作品には気になるところが少なかった。
図版は映画とは全く関係ない画像。ただし映画には関連ありです。このラブドールにも名前があって映画に登場してくる名前に似ている。