PIL

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SEX PISTLESはパンクでも何でもなく、アメリカのパンクの元(名前忘れた)を上手くイギリスで受けるようにプロデュースしただけのバンドで、ある種のコメディ要素を持っていた。フロントのジョン・ロットンがジョン・ライドンに名前を変えて、バンドもPublic Image Limitedという会社みたいな名前に変わり、ファーストアルバムはまるで雑誌みたいなパロディで曲もなんかそれらしくて、真面目なのかふざけているのか?音楽も同様で、哲学的だったり、スタンダップコメディ風だったり。とここまで書くと「明和電気」みたいだけど、全く違う。リズムの斬新さと空間を意識した音作りは類を見ないほど革新的だった。しかもジャケット作りはかなり高度だった。この「高度」というのは出来上がって聞こえる音とジャケットが合っている、ということ。80年代のジャケットアートの代表作と言える。