21_Stevie Wonder
ティーヴィーと言えばワンダー。地球の音楽のシンボル的存在だ。人間を宇宙に連れていくならスティーヴィーでしょ?マイケルもきっと彼には敵わないと思った時期があって頑張ったとワタクシ的には確信している。それほどの天才。歌は個性的だし(昔は下手と言われたが)、シンセをソウル的有機的に使ったパイオニアだし、作曲家としては卓越しているし、ハーモニカもドラムもすっごいし、動物的だし。
でも、その彼もズッと凄いというより、やっぱり正直に言うと、70年代が圧倒的に凄い。なので、今回はこれ以上は説明なし。ジャケットだけを並べてこれは解決だ!

このアルバムで、それまでのリトル・スティーヴィーが大人のミュージシャンになった、って感じだったなあ。22才。

このアルバムで、ぶっ飛んだ。

植物をテーマに2枚組っていうのも他の追随を許さないって感じが出て来た。

このアルバムなんかはドレット(ヘアスタイル)だ。教祖の佇まい。30才。

でも、やっぱんこのアルバムの編集は凄かったなあ。曲のつなぎやミックスになんか世界を圧倒するパワーがあったね。

80年代後半になると貫禄がつき過ぎた感あり。良い曲もあるけど、アルバムとしての完成度はやや漫然として来た。
どのくらい天才かというと、曲作りを辞めたらすぐに「頭が腫れた」という噂が流れた事があったなあ。何かの病気だったのかもしれないが、それを「頭にアイデアが湧いて仕方なくて膨れて腫れた」とイメージ出来そうなところが天才の証なのだ。
2015.5.21