15_海賊盤
最近でもディスクユニオンとかで「プライベート盤」というネーミングで堂々と売ってますが、中身がわからない&値段もそこそこで不安かかえたまま購入ってドキドキで、レコードの醍醐味なんで辞められないって人の話を聞いた事がある。

コレはツェッペリン。コレだけ見て買いますか?買わないでしょ。ジャケ買いはほぼない。内容で買う買わないが決まる。ジャケットのカラーのは危ないって思ってしまう。これなんかもかなり微妙な雰囲気である。

これは「バッタもん」の雰囲気が出ている。学生時代に新宿レコードでジャケを写真撮ろうとして店員のオバさんに捕まって店の奥に連れられた経験有り。「ただのマニア」で解放されたが、店が問題視していたのは、「ライバル店の回し者」と言っていた。今じゃ、ナニをふざけたことをって笑い話だけど、ツェッペリンの武道館ライブなんかは当時6000円もする高価な盤だったわけだ。(今の感覚だと2万円かな)
海賊盤の典型は印刷なしのスリーブ(白ジャケ)に活版印刷の意味不明のイラストだ。ネットで検索しても中々出て来ない。ザッパとかビートルズは山ほどあったのになあ。



でも、調べたらこういうのもあったんだ。皆大事に持っているのを自慢してみせているんだな。

ボクが持っているので笑えるのはコレかな。クリムゾンの「アースバウンド」のイタリア盤。中身は正規に発表された音だけど、ジャケだけが違う。しかも演奏しているメンバーが間違っているのと、超ヘタなデザインが可笑しい。

これも30年程前に買ったクリムゾンのライブ。中身はCD化されて売っているのを見たな。これはデザインが上手いのでプロが関わっていると推測。

こういうのはいつの時代にもあって、海賊と言えば10年前デザイナーは書体(フォント)を秋葉原で買っていたなあ。今は・・。
2015.4.17