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14_加藤靖隆ジャケット作品
スーパーデザイナーの故・加藤君はとにかくどん欲で、「すごい」が好きだった。すごい格闘技「プロレス」すごいデザイナー「横尾忠則」すごい「ビートルズ」の単語を耳にしただけで興奮しちゃう人だった。プロのデザイナーではなくなってしまう程だ。ボクとは唯一(?)「音楽好き&ジャケット好き」ということで、話しを合わせてくれた、のか。
彼がソニーのハウスデザイナーになって最初に作った物を見せてくれたのが「シャネルズ」だった。
次が「ジョージトコロ」すんごい曲が沢山入ってて皆好きじゃない曲で、「このレコードいらない」で突っ返した。今じゃ、後悔してる。
この2作は、実によく出来ているな。セーブが効いている。とにかく、いつも、”やり過ぎ好き”だから、なあ。
こういうのや、
こういうのも、彼はデザイナーとしては「熱くなれなかった」らしい。
写真を主体にしたり、写真の物語性には全くと言っていい程興味がなかったようで、彼の中のリアリティには響いてない様子だったが、ワタクシ的にはとてもデザイナーとして上手いと思ってたんだ。
やっぱり、加藤君と言えば「世紀末!!!」だなあ。でも、これは彼がクリエイトしたというより、バンドのクリエイトをアンプの様に増幅したデザインというのがホントの所ジョージなのだよ、な。
2015.4.14