7_フランク・ザッパ
ザッパ先生が52才でなくなってもう随分時間が経って,今じゃあの息子が「フランクの曲を弾くよ」とか言ってツアーやってる。ザッパが20数年で60枚のアルバムを発表して大所帯でツアーして、飛行機の中で曲を書いて、裁判や社会活動にも参加し、家庭も持っていた、というのを難なくやっていた。特に書く程の事でもなく「基本」ですよ、って確か言ってた(筈だ)。
それに「アルバムのジャケットが革新的にクダラナイ」という勲章までもらったような。
先ずは「Sleep Dirt」ギターソロはいつまでも聴いていたいと、思うくらいカッコいい、であります。

ゲイリー・パンター画伯であります。80年代初頭で何かとニッポンでも話題多いヒトでしたなぁ。
これもゲイリー作。友人の友人ですが、会った事はないと思うな。

「Hot Rats」。妙チクリンな絵があるかと思えば、こんな渋いのもある。これはジャケット評論家としては最高に褒めたいカッコいいジャケットですな。

いわゆる「ジャケ買い」と言いますが、「ジャケだけじゃなくて中身とのバランス、それに心を揺さぶる強さ」を持ち合わせて「良いジャケ」で、経験的に「この手のバランスに勝算有り」と買手が一瞬で判断した時が「ジャケ買いの神髄」であると考えます。
ついでに言うと、ザッパ氏は限りなくノンポリに近い見え方にこだわっていたフシがあるな。これは遺作。52才だ。

死後100枚近いアルバムが出ているらしい。これ(「Cheap Thrills」)がその意思を受け継いでいる様な典型だが、ザッパ氏には迷惑な話しだろうなあ。