トドラ〜と叫んだ

しばらくご無沙汰だった「Talking Heads」を聴いた。
Brian Enoが関わった音を出していた「More Songs About Buildings And Food」1978年から「The Name Of This Band Is Talking Heads」1982年迄しか聴いてなかったんだなあ。会社にラジカセを持って行き、大きな音でかけていた。
それから、Talking Headsは聴かなくなったけど、Enoとの合作「My Life In The Bush Of Ghosts」は今でも良く聴く。David Bryneの舞踊音楽「The Catherine Wheel」フルバージョン版。Yogi Hortonのドラムが好きだった。(1987年ビルから転落死も大ショック)
で、完全に忘却の彼方に行っていたのが「Music For The Knee Plays」だった。ロバート・ウィルソンの舞台のための音楽。
中の「Theadora Is Dozing」という曲を聴いた。ブルガリアンボイスの「トドラ」だった。ブルガリアンボイスが話題になったのもその頃で、フィリップ・クーテフ合唱団が来日したのは1988年12月だったから、「Music For The Knee Plays」(1985年)を聴いたのが先だった。

話題になったThe Bulgarian State Radio & Television Female Choir(1986年4AD盤)「Polegnala E Todora」と、Philip Koutev State Ensemble for Folk Songs and Dance「State Ensemble for Folk Songs and Dance」(1963年ブルガリア盤)「Todora lay down for a while」は同じ曲。
この時点で、日本に入って来るのに3〜4年かかってる。この後の「ノーチェ・トロピカール」(キューバ音楽1992年)や「ビエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」(音楽1997年〜映画1999年)への「道」だ。「ジプシー・キャラヴァン」もつながってるな。音楽は土地で唸り、移動しながら叫ぶ、という話しだ。