何本見たろうか?今年。映画。

今年に入って何本映画を見たろうか?テレビドラマが多くなったけど、映画もそこそこ見てる。週に2〜3本か。ドラマも5本程度見てる。(朝ドラは今月からやめた。)作り手だからか?同じ映画を何回も見るのが好きだ。
60年代の映画が好きなんだなあ。日本も外国映画も同等に良い。黒澤映画は立て続けに3回は見る。1回目は物語、2回目にはセリフ回しに美術と編集。3回目にはカメラワーク。「天国と地獄」「七人の侍」はあと100回は見たいしなあ。
最近の日本映画には不満がある。この傾向は70年代から引きずってて、すでに日本映画のど真ん中になりつつある。その中で面白いのはたいてい独断的な作品だ。製作委員会制という保険は無事に完成すればいいレベルで終わる事が多いから、結局上映もされないものがある。作品としてのキッカケが単純だからかなあ。第一、脚本の何を完成させるかが甘い。「個性と協調がバランス良く完成する」なんてあり得ない。たったひとつだけ強烈な面白みがあるが、他はよくわかんない、でも良いと思うよ。強烈な思い込みみたいな個人的、もしくはチーム編成力が物かり合って、お互いに引かない関係性が絶対的なモノだって、理解している人は映画関係者は案外いないかもなあ。
海外映画には「三流」もあるが「超一流」もある。けども、日本はみな「二流」か?中途半端とかじゃなくて、映画に対する思想の問題だと思うな。