ドラマ作りが上手いのは国民性か

NHK大河ドラマ軍師官兵衛」を全話見ている。日本の歴史に全く興味がなく、織田信長がどの城にいたのかも知らない男(おのこ)だった。が、このドラマの歴史の解説がわかりやすくて、ドンドン引き込まれていくのであった。
歴史に関しては、解釈によって独自な見解で語られるのが好きじゃなかったのが、ドラマと書籍とネットで調べながら、大まかに理解出来ると、見ていて面白い。逆に単純化し過ぎて怖い部分もあるが、やっと日本の戦国時代に興味を持てたってわけだ。
宇梶さん演じる清水宗治や、陣内さん演じる宇喜田直家は非常に興味深い人物だし、荒木村重も現代の日本人と同じじゃないか、と思えて来た。自分の子孫がオイラの事をきっと「昭和から平成を駆け抜けた孤高のデザイナー」と認識するに違いない、とか思っちゃったね。
それは良いとしても、主役は大事だ。岡田准一さんはドアップに堪える美しさがあり、時代劇に適した独特な間があり、無言の時に良い味を出しているなあ。

ドラマは今年も充実してて、TBS八木プロデューサーの「おやじの背中」全10話も全部見た。三谷幸喜脚本が直前で主役の病気交代があったのに代役の小林隆さんの好演で非常に演劇的大仰さが楽しかった。こういう企画は視聴率等気にしないで作って欲しいなあ。妙にいろいろな事を考えて作りよりは、基本があればドラマは面白いのが日本だね。