ああ、壮快だ。

NHK連続テレビ小説」通称「朝ドラ」を見る様になったんは、台湾でふいに「あまちゃん」を見てからで、途中からだったので、次作「ごちそうさん」「花子とアン」を全話見てしまった。「歴史を学びながらドラマで中年以上を泣かしてみよう」という作り手の魂胆を感じつつも「密度の高い良質なドラマ」には、いろいろ気になるところはあるけど、つい見ちゃうのが「朝ドラ」だなと思って次回作は見ない事に決めた。「ごちそうさん」「花子とアン」の初回を見て、気になる役者が出て来るし、スタッフに多くの知り合い・後輩の名前が出て来たので「つい」だった。
でも、最後迄見ると、1本の映画の満足度はなくて、「日課のひとつ」でしか、なかった。特に「あまちゃん」のノリの凄さにあやうく「あまロス」になるところだった。民放では無理だろう豪華なキャストに官九郎の軽いスピード感に演劇出身舞台役者の執念が乗り移った連続ドラマは無敵だった、なあ。いや、いやマズい。これじゃ、凡庸なオヤジになれちゃう。
160話×11分(正味)=1760分=29時間ちょいの作品は「寅さん」なら続けて20本見る様なもんか。「寅さん」その倍以上だからやっぱりもの凄い。
とにかく、もう朝ドラは見ない。ああ。そーかい。