最近見た映画作品 2014.05

そして父になる」2013年/日本
是枝作品は「誰も知らない」が静かなのに強烈で、万人が見る作品じゃないのかな、と思っていたが、そこに福山サンだ。薄くなったのではなく、明るくなった。もう一度見たい作品。編集脚本演出が一体感を持って作品化。

「アーティスト」2013年/フランス
サイレント映画がアカデミー。すぐに見たかったが、映画館に行けないうちに終わってしまい、DVDレンタルで借り損ない。で放送(イマジカ)で観る。新しいタイプのモノクロ仕上げで、設定は昔だけど現代的。物語が「雨に歌えば」と同じなのも狙ってる。好きな作品。
舟を編む」2013年/日本
これは予想外の作品でした。何かが足りない感じ。ポスターもこれで良いのか?と率直に思いました。
コドモ警察」2013年/日本
好きだったテレビ番組が映画に。テレビ番組なんだなあコレは。映画にしたのはクリエーターじゃなくて、商売人だな。悪いこっちゃないけど。マリウスいきなり大きくなったなあ。おいちゃんは嬉しいよ〜。1年も経ってないけど。
「ステキな金縛り」2011年/日本
西田敏行はその過剰さゆえに、この役は彼にしか出来ないと思わせた。翻訳が上手ければ世界中の人も楽しめる作品なのでは。三谷幸喜さんは挑戦者として素晴らしい。「12人の優しい日本人」からの成長に、クリエーターにとって一番必要な「鍛錬」を感じるなあ。

最近日本映画を多く見ている。BSでやっている「男はつらいよ」も順番に放送していて、今週は第シリーズ32話で、84年の作品だ。この頃の渥美清さんは本当に久しぶりに見たが、良い役者なんだなあ。上手い役者なんだなあ。
叔父が昔、街で渥美さんを車に乗せてあげたことがあって、礼も言わず降りて行った、と聞いた。「感じの悪い人」でも有名だったそうで、何か自分には渥美さんの心境がほんの少しわかるのだが、説明不能。東京的ということかなあ。