ナット・キング・コール

一番最初に聴いた音楽は、多分本家に住んでいた頃、大きなSP盤(LPの前だ)で聴いたナット・キング・コールだったと記憶してる。4才か5才の頃だ。伯父がプレイヤーにかけていた。興が入ると次ぎに「フニクリフニクラ」を歌ってた。登山家だったからか。乗馬が趣味だった義理の伯父の次世代がボクの一回り上の世代で、高校生だったので、ストーンズをかけていた。7才の頃だ。ストーンズビートルズはその時の音をハッキリと覚えていて大きな音が流れるスイッチが入る。LPは重量盤だ。今みたいにペナペナじゃない。
そのナット・キング・コールは久しく聴いていなかったが、今聴くと聴いた時より歌ってるアメリカの時代に行ける。娘のナタリーが亡き父親とデジタル編集で「アンフォゲッタブル」を歌った時に感激して聴いて以来かなあ。ちゃんと調べたらアルバム丸ごとカバーしてるじゃんか!凄いなあアメリカ的音盤制作の現場。
良い音楽は「どこかに連れて行ってくれる」と先輩は言っていた。世界的権威だから名前を出せば、人は「ああなるほど」とか言うけど、掛け値なしに「そういうこと」なのだよね。
今日の一曲。
Tom Waitsの「Trouble's braids」というサスペンスの様なベースラインがパーカッションを引き連れて「悪い事」を考えている様な?「どこか」に連れて行く。