次の日本の音楽が完成したぜい。

城下カズのアルバム制作が本日終了。10曲が完成した。歌もの7曲にインスト3曲。曲順は偶然にも彼のアイデアと全く同じだったので、それを通しで聴く。気になった順番に関してもほぼ同時に変更箇所が一致した。内容的にはかなり気に入っている。ただし、曲名に関しては3曲程が再検討。
彼の音楽は、ロックのルーツに根ざした音楽というより、日本独特の成り立ちをしていると思う。ボクが一番「日本らしい」と思うバンドはX-Japanだ。好きという意味では全然ない。(失礼!)でも、凄いと思う点が多々ある。
彼らも漫然とした「風習の様な」8ビートのロックやブルースから脱却していて、若い世代のサブ・カルチャーから生まれた「次世代を意識した情感」を持った音楽で、音楽的には偏った、でも日本的「王道」をやっていると思う。数十年後にも理解される日本を代表するバンドは、X-JapanYMOだと思う。いわゆるロックバンドではないバンドなんだろうな。偶然にもどちらとも部分的に関わっていて、良い思い出はないけど、ボクが実際に見た部分も含めて(冷静に)そう思うなあ。
カズ君の音楽も、そういう意味でも「日本的」だと思う。まだジャケに使うとは断言できないけど、5月に彼の「ちょんまげスタイリング」を撮影した。それを一回忘れて9月に見たら、面白かったので多分使う予定。と言っても再来週に入稿だ。
シングル「Fly Away!〜ボクは再生する」も、来週に正式発売。お世話になった関係に「先行予約」を募ったところ、予想以上の「予約」を頂き、プレスした枚数の1/3までになり、既に発送しました。安堵。
今月からボクの企画のセッションも開始する予定。音楽を作る方に近くなるとビジュアルよりも音のイメージが出てくるのには驚きだ。数曲試して貰おうと思っている。