拝啓、ジョニー・キャッシュ様

歌手ジョニー・キャッシュが亡くなって10年。ジョン・ウェインに並ぶ米国の顔だった。大柄で太い声、影があって遠くを見つめていた眼。最初は苦手だったけど、FENで聴いた「スーという 名前の少年」とか、テレビで見たギターの似合う姿が何か不思議な魅力も同時に感じていた。亡くなる前に、若い世代に後押しされて「アメリカン」シリーズを出して再び世間に出て、U2のアルバムの参加曲「The Wanderer」でやっとその凄さに気がついた。修行が足りなかったぜ。
「スーという 名前の少年」が何故気になったかというと、歌の中に放送禁止のピーが沢山入るからだ。「スー」はスー族の事を歌った比喩的な歌だと思ってましたが、訳詞ではこう紹介されているのを発見。
http://d.hatena.ne.jp/musicbrain/20080603/1212445830
元々フォークやカントリーでは、皮肉や比喩が歌う時に誇張されて、メロディーでより複雑に絡んで不思議なニュアンスを醸し出し、意味を超えた歌ならではの物語になる。ある種の主張なんだな。同じ様な事を「お笑い」でやっている人もいるよな。
http://ja.wikipedia.org/wiki/ジョニー・キャッシュ

American 4: The Man Comes Around (Bonus Dvd)

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