先達に学ぶ

自分と同じ年齢の人を見るとその度毎に驚いてしまう。妙に若く見える人もいれば、ジジイクサい奴もいる。それよりも、亡くなった先達が自分の年齢で一体何を作っていたのか?は凄く気になる。これは若い時から何故か気になっていたな。
例えば、ビートルズ。世界的に話題になったデビューは20才で、解散時点のひげ面は28才だ。今年71才で世界ツアーを行った。ちょっと、自分とは重ならないな。
じゃ、パブロ・ピカソ。今のボクの年齢であの「ゲルニカの時代」を描いた。亡くなる91才迄に10万点以上の作品を残した。スペインの国家予算を超える金額との評価も出た。一番凄いと意識したいのは、90才を超えても大きな絵を1日に数枚は描いていた、という点だな。
ビートルズが解散した時にサルバドーレ・ダリも生きていたが、ピカソも健在だった。
後、ジョアン・ミロも1983年に90迄生きた。スペインの作家は長生きで太いなあ。じゃ、フランスだと?でマチス。85迄生きた。名作「ジャズ」は80近い制作だ。自分と同じ年齢の時は何を作っていたのか、を調べる事は自分の制作にも大きな指針になる。
手塚治虫。60才で亡くなったんだなあ。長い時間をかけて揃えた400冊は今も倉庫にある。
モノ作りは、全て同じ、とはいかないなあ。マンガの大変さと書道では全くやっている事が違うと思うなあ。人が作った物を生のショーで見せるのも「応用芸術」だと思うし。千差万別、肝心なの事は何なのか?を考えることはとても大事と思うなあ。