アメリカの至宝。やや泥臭いけど、良いバンド。

急に思い出したんだけど、CCR。Creedence Clearwater Revivalだ。ビートルズストーンズと並んで3大ロックバンドとして多数のヒット曲を出したカントリー4人組。ウッドストックにも出演。武道館での来日ライブも見た。
が、何故か急降下。レコードもシングル盤数枚しか持っておらず。わけも知らずそのまま何十年か。大きなフェスでブルース・スプリングスティーンと歌っているのを見たな。それくらいか。
で、今じゃ何でもウィキペディア。で、なるほどなあ。メンバー同士のイザコザから兄が脱退〜エイズで死亡。他のメンバーと原盤側から訴えられて、自分が作った歌を歌うのを禁止されて、ほぼ引退状態、だったらしい。
じゃあ、ってことで新作を作って再評価、グラミーまで獲得。やっぱり実力者。だが、日本じゃ噂にもならない。冷たいもんだ。考えてみれば、来日ライブで60分しかやらなかった&アンコールもやらなかった、で評判落とした。
ライブ自体は素っ気ない印象はあったけど、ボク自身はああいうもんだと思っていたが、世間は許さなかったってことか。怖いねえ。でも、その後の不調和音を見破っていたんだろうなあ。
で、久々に元・人気・大・ロックバンドの音を聴いてみた。ファースト(1968)から5作目まで聴いた。独自なサウンドだから今でも残っているのだと思う。キレの良いバンドの音で、ソロじゃ出せない音だ。一人一人が楽器の達人ではないのにバンドとしては一体感がすごくハッキリ出ている。ドラムとベースが歌ってる。楽曲の魅力も際立ってる。今でもカバーされている曲も多い。
何か理由があるんだろうなあ。イデオロギーや宗教が絡んでいるかもしれない。それでもスプリングスティーンの様に音楽の先駆を持ち上げる行動に出るのが良い。何か皆の反対を押し切って「彼は凄いよ。」って歌っている二人を見ると、完璧に嘘のない世界が見えて羨ましいぜ。