口を開けて見ている場合じゃないよ!

「2020東京」と発表された瞬間、「よかったね」と単純に喜べない。ボクとしては一斉にあげる歓喜に少し怖さも感じる。反対や異議を唱える側を威嚇する様な動きも感じるし、とにかく集団心理は怖い。
人間の本質としての「肉体」に対する憧れやスポーツに燃える気持ちはあるけれども、集団になると別で、ああまでして喜ばなくても良いのでは?ああなるとスポーツなのかどうか?正直言って何やってんだ?って感じはある。スポーツの祭典そのものにもやや異議がある。五輪がなくなっても異議なし。
国別肉体部門優劣方式経済対決という感じがある。やっている時はいいんだけど、サッカーなんて実際に戦争にもなっちゃた分けだし、洒落にならない部分が多々あるので要注意、という話。
スポーツそのものには全く異議はない、と言いたいね。ホントのところ。
例えば、宇宙人に人間を捕虜にとられて、「お前らは争い事をやめるか?スポーツも含めて」と言われたとする。捕虜は可愛い小さな女の子だ。「一人のために人間の本能を捨てる訳にはいかない。」とする人か、「全人類の生命に関わる程度の話じゃないから受け入れる」か?
的外れな例かもしれないが、ボクが生業としている「絵画」だとしても、人の生命には勝てないよなあ、と思う次第。