TBS日曜ドラマ「半沢直樹」

この時間帯、つまり日曜夜の9時からのドラマと言えば昔から「東芝日曜劇場」であった。1話完結ドラマで印象に残る作品が多かった。ドラマを代表する「帯」(おび)だ。TBSが前クールで旬を集めた「空飛ぶ広報室」のスマッシュヒットで盛り返した流れを汲んだのが「半沢」だ。
放送局のカラーって残っているんだなあ。テレ朝や日テレはボクには昔から古くさい感じで、日テレなんかはドラマを最後迄フィルムで撮っていたからかなあ。暗かった。
半沢を見ていると、完全に「王道時代劇」の図だ。銀行内の話なのに無駄に敵味方に分かれるし、茶番に見せない見せ方が「時代劇」だよなあ。受ける時代劇は、あの時代のあの設定で生きる社会ドラマなんだろう。
視聴率が良かったのは、「俳優の旬」「作品の時代性」「テレビ視聴状況」の3大タイミングのバランスだ。ドラマはタイミングだな、やっぱり。あと、編集も巧い。