オリンピックの支配者について考えよう

オリンピック開催地が東京でなくても皆見るんだし、東京の人はほとんどは面倒臭がり屋だから見に行かないと思うな。50年前の東京オリンピックでも、近所の人は皆貧乏だったので、行った人はいなかった(と記憶してる)。代わりに新しいテレビが来て、知り合いが家に皆集まってレスリングなんかを見ていた。「3丁目」ではなかったが、2丁目の夕方だった。
今回の入場料ってどの程度なのか?それに抽選なんだろう?当たった試しがないから抽選だったらその時点で諦める。もし、入場が出来きたとしても人気のない競技で、後はマラソンか。どちらにしても、人の多い場所に行くのはイヤだし、テレビの迫力に勝てる訳がない。まだ東京に決まった訳じゃないけど絶対に行かないな。多分チケット貰っても行かないと思う。ボクのファイルには行かなかったチケット集と言うイヤらしいファイル集がある。もし、挙動不審で捕まったら、「反社会的な側面を垣間みる一つの例」として証拠品扱いを受けそうな代物だ。でも、凄いのあるよ。(マイクタイソンの試合や日本シリーズなんかもある)
そんなことより、プレゼンテーションを見たい。どのように開催地アピールをしていくのか?
ボクが在籍していたNDCの同僚から東京五輪とサッポロ五輪のラフデザインが資料室にあるというので見に行った事がある。ついでにあの有名なポスターも見た。あの「徒競走スタートの瞬間」のポスターだ。カメラマンもAD(アートディレクター)もNDCの社員で、写っている選手は本物の選手ではなく、日本に住んでいる外人だったそうで、集めてスタジオで撮影。この会社、こういう事もやってたんだなあ、と感激。というか、そのために作られた会社だったか。それはどうでもいいか。それより驚くのは、ポスターが今の通常印刷のオフセット印刷ではなくグラビア8色刷りだ。紙も腰のない紙だ。凄い時代だったなあ、とマニアックな側面でしか喜べないこの異教徒に哀れみを。