デビュー間近

城下カズ君31才が二度目のデビュー。今回シングルとアルバムのプロデューサーとして制作した。音楽専門家以外では珍しいと思う。歌い方や歌詞にも関わってスタジオで録音したり、映像も監督して編集したり、ライブの進行もやったり。
音楽を作る場合、最近は何と振先(ふりせん)という振り付けが先で、それにあった曲を書くのもある。でも、普通は詞先(しせん)や曲先だろう。ボクがカズ君と作った数曲は「映先」(ムビせん?)でやってみた。自分でも面白いくらいにトントンと言って、曲はあっと言う前に形になっていくのが面白かった。
彼と始めて会ったのは18才の頃で、12年を経て去年制作を始めてほぼ1年でここまで来た。シングルとアルバムが出る。来年はもっと沢山作ろうと思う。毎月発表なんてのも、やってみたい。「気取ったりするのではなく、生身を見せていく。そして現実的でありながら、理想を実現していく。」ギリギリのところで生きている彼と一段上のステップに行くところだ。
先ずは素直に自分の立ち直りを歌った曲から。タイトルは「Fly Away!〜ボクは再生する」。先ほど30秒スポットを発表した。
アメリカンロック的なナンバーだけど、これは曲の原型を作ったのがアリゾナだからだろうなあ。本質的には「仮想空間の微妙な心理」を湿り気なしで歌い、耽美とポップの際どいバランスの音楽を作るタイプだと思う。