シオノさんとミュージック・フェア

ミュージック・フェアという音楽番組がありますが、アレはボクが小学生の頃からやっている番組で、薬品メーカーのシオノギ製薬が単独でスポンサーしている番組としても知られている。音楽を愛する純粋な音楽番組が長く続いている希有なケースで本当に凄いと思う。音楽界の奇跡と言っても良い。
ボクが通っていた塾に、シオノさんという頭脳明晰で大人っぽい美人のお嬢さんがいた。その方の祖父がシオノギ製薬の創業者だと数学塾の教授から聞いた。「君とは違う偉いお嬢さんだ。静かにしろ。」と塾先生に言われた。先生は悪い人ではなかったが、先生にも生徒のランクを見る目はあるのだ。

数学の計算式を解くだけに特化した塾で、東大か東工大を目指す人向けの個人授業だった。教室は襖戸を外した和室で、わら半紙に公式を解いたら挙手して先生を呼び、先生に解き方を見てもらう、という方式。考えて公式を解く間、配られたピーナッツを食べるのだ。シオノさんも食べていたので安心したなあ。ボクより後輩の開成中学の眼鏡兄弟は、完全に東大しか目に入っておらず完全に他人は視界外だったのがよくわかる。

「ミュージック・フェア」が続いているのが凄い。歌モノを聴くのが好きな人が作っているのがよくわかる。ヒット物とは違うもう少し大きなタームの歌番組なんだなあ。逆にヒットを扱う番組は今盛り上がっていないよなあ。

ミュージック・フェアの越路吹雪さんです

元宝塚の越路さんは、NHK紅白では美空ひばりが歌った後に出て来る大トリだった大歌手。