見たかったライブとは。

友人の歌う会に。つまりライブ。代官山の会場。渋谷駅〜東横線方面の大混雑通過は、結構は高い難関。もうココでグッタリか?と思ったら、知り合いTが目の前に?やや、近くで見たら別人。よく似てるし、髪型も服もクリソツ。で、次の瞬間、その人が通り過ぎたら、ナンとTがそこにいるじゃないか。混雑の数千人の中で起きた珍しや。
1分でTとは別れ、代官山会場に。30人ほどの小さなハコだった。申し訳なかったが、ダブルのハイボール2杯入った後では、5曲が限界。立って歌を聴くのも辛いので退出。会場の人達は、楽しみにしているから、途中退出は感じ悪いだろうからトイレに行く振りまでしてしまう。
以前度々ミュージシャンに「すぐに出たね」「つまらなそうな顔してた。」と言われた。「入った途端、出たくなった。歌は前と同じ歌でしょ?前に聴いたよ。」と明快に言える程にはいたってないのが残念。関係ないけど、東京ドームでのPrince公演も数曲で出たし、デビッド・バーンの時は1曲目に出ちゃったなあ。ホント、すいません。
50年でライブにハートを鷲掴みにされたのは数回だけなので、ボクはライブ会場にいる資格がないかもなあ。仕事人としてチェックしている様なライブ憲兵になってしまった。
それは「ヘマしたか?」ではなく、「手ぬるかったか?」「前のめりじゃなかった」「乗り移っていなかった」チェックであり、ライブならではのライブが少ないからだなあ。つまり楽しんではいない。おい。
ミュージシャンには、いろいろなタイプもいるし、彼らも仕事だから、ヘンなことばかりは言えないけど、本当の事をわかっている人には理解してもらえる筈だ。
ライブに期待すること。
1_曲の良さはどうでも良い。レコーディングアーティストはここにかなりこだわる。ライブに映える曲や選曲が大事。
2_曲を表現する演奏力。上手きゃ良いってわけでもないけど、下手と照れは禁物。2回目はない人多いんだよ。
3_喋りは不要とも言えない。音楽の要素なら気が利いてる。
4_音楽家ならではの時間であれば、30分でも、5時間でも問題なし。文句は絶対に言わない。
5_物販も音楽の一部なら楽しい。そうじゃないのは「ただのブツ」かな。
6_人前で演奏とか、歌を歌う、という意味を歌が実現出来ること。利用しているだけなのはバレる。
なので見たかったライブは、こういうのかな。まあ、贅沢といえば贅沢だけどなあ。
1_ピットインでマイルス・デイビス
2_ホコ天マイケル・ジャクソン
3_代々木公園でサン・ラ。(夜の部)
4_昼の部は、ムメンシャンツと渋さ知らズ
5_ビアガーデンでサンタナ
6_自宅にアンジェラ・アキ
7_湘南海岸で、フェラ・クティ江ノ島ではタラフ・ドゥ・フーデュークス。
ミュージシャンのファンではなく音楽を聴くファンというのがいるんだよなあ。