君は何の為に生きているのか?

最も怖いのは、「人の集団心理」だ。普通の人にスイッチが入って瞬間的に変貌し集団であることでそれが増幅して攻撃的になっていく、のを見た事がある。「イジメが始まる瞬間」とか、だ。目が血走り、薄ら笑いに近い冷やかな空気が流れる。今でもクローズアップ映像が記憶されている。
それから阻害された人たちが寄り合い集団になっていき、その中にいる更に弱いものを虐める。
これも間違いなくほとんどの人の潜在的にある「人の本能」だと思う。ボク自身もそうなる可能性があるのではないか、と思うと、怖い。

昔からある問題に「非差別問題」がある。長い歴史と複雑な成り行きがあり、単純に「差別は良くない」と言っても解消されない。こういう問題は徹底的に昔に溯り、検証を重ねて意見を出し合い、としたいところだが、そう簡単にはいかない。何しろあからさまに出来ない部分がきっと多くあるからだと思う。

この「差別問題」を知るのは大抵中学校の時に読む島崎藤村の「破戒」や、濃厚な漫画好きが読む白戸三平の「カムイ伝」等であろう。若いうちに読むべきと思いつつ、うかつに町中で論議出来ない非常にデリケートな問題で、むやみに喋って事件になった、のも聞き及ぶ。

ボクは何の為に生きているのか?

独創的持論だが、「人間は動物ではない。」「動物に限りなく似ている別な生物である。」これは、時間はかかるが、明確な理論を打ち立てられる自信がある。まあ、簡単にいえば、「自殺をする」からだ。アフリカの象の墓場の写真を見たことがあるか?死にそうな象が集まる場所だ。人は象に乗って宇宙から来たのだ。