nihonjin2

海外旅行自由化(1964)になって僕の叔父がハワイに飛行機で行く時は家族全員で羽田に見送りに行ったそうだ。最近当時のエア料金は100万以上だったらしい。会社の経費だろうなあ。個人じゃ行けない。日本からの移住者の多いハワイというのも納得な感じ。

NDC時代の先輩が、70年代前半に海外ロケに行った話。通訳いない時にレストランに入り、チキンステーキにしようと思い「ニワトリの物まね」をやったとか、「バスを降りる時は、揚げ豆腐と大きな声でいう」とか。「揚げ豆腐」は、アイゲットオフ(I get off)の事。シラブルだな。考えてみりゃ凄い。外人にこんな事を聞く事自体今じゃないしなあ。「堀った芋いじるな!(What time is it now)」は僕でも聞いた事はあるけど。
時代の参考文献的キーワード
1_「さざなみじろう」の作る英語翻訳歌謡ロカビリー(50年代)
2_アメリカのテレビドラマが毎日放送。ライフスタイルの違いと裕福さを目標にさせられる。(これは全て吹き替え)
3_フラワートラベリンバンドがアメリカツアー敢行!

僕が始めて行った外国はアメリカだった。銀座の交通会館でパスポートを受けとる時に貯金通帳見せる。口座に残高が必要、という以外に定期的にお金が入っているか?を見る。僕らの世代は日常会話くらいなら英語も苦にならない世代だったんだけど、これは音楽の影響が大きい。歌詞の英語からの引用で喋ったりする事は多かったなあ。
1_兼高かおる「世界の旅」(同録ではなく音は編集でつけている。)
2_ビートルズや英国のバンドの歌う英語はアメリカ英語より、話す単語が理解出来た
3_アメリカ移住のミュージシャン多くなる。一般人でも行ったり来たり可能。
バブルもあって仕事で海外ロケ多くなる。特に音楽関係は制作も兼ねて行く事が多くなり、面がわれない(芸能人が人目を気にしないで歩ける。)僕でさえLAにひと月3〜4回行っし、ハワイでのホームステイも2度経験。

叔父の時代の地方の人は(東京では聞いた事はなかったが)海外に移住する人の話を聞いた。ハワイ以外にも、ブラジルや北朝鮮など。アントニオ猪木猪木寛至)さんもブラジル移住者の家族。(伝記は必読!)話は反れまくるが、トルコに仕事で行った時にトランジットで往復ともモスクワに一泊させられた。空港のトイレで猪木さんを目撃。空いてるのにわざわざ隣で用をたす猪木さんであった、伝記によると、ソ連ペレストロイカ以前だ)のレスラーを探しに行った時とわかった。
中々歴史というか時間の流れは面白いなあ。

今朝のメキシコ戦含めこの3戦でよくわかったのは、日本チームは中々素晴らしいチームだったことだ。来年の世界杯が楽しみだ。「なでしこ」が突破した「日本らしさ」を追求して行けばいいんだ。
スポーツ選手が海外に出て力をつけた、と言われるけど、これにも歴史がある。他の業種でも同じだ。