白ワインと良質な魚介料理を満喫の日

昨夜はデザイナーとして関わっているフリーペイパー「イタリア好き」のクリスマス・パーティー兼忘年会イベント。昨年に続き2回目で、今回は赤坂のレストランにて。魚介専門レストランに特別に肉のシェフが参加して、豪勢な食事会に「美味いもの好き」が沢山集まった。バリトンとソプラノ歌手のイタリア有名曲披露にプレゼントタイムもあり、主催のMさんは汗びっしょりの大活躍。段取りよりも人柄のイベントでした。70年代からのオリジナル「イタリア好き」の先生から「こんなにイタリア好きが集まって大感激」と始まって、イタリア料理の流れのお話しも勉強になりました。
しかし、皆さん食べる食べる。Mさんから「食べ過ぎない様に」と釘を刺され、ピタッとフォークが止まりましたが、一般参加の方達はボクの倍は食べてますね。皿の盛り方が違うし、全22品目は全部食べていた様に見受けられます。ボク自体は、年明け迄に上げるフリーペイパーの次号の制作がM氏から来ている事もあって、忘年会気分は半分ですが、年の終わりであるし、元気なのはいい事です。
独立直後に大きな仕事が入って、3週間のイタリアロケ。今考えれば考えられない程豪勢なロケでした。泊まった部屋が先週迄、あのジュリエッタ・マッシーナさんが泊まっていた部屋で、蛇口が「お湯」「水」「赤ワイン」の3つあったんですが、イタリアの部屋はすべて3つ蛇口だと思ってました。まるで、ヴィスコンティの映画に出てくる様なロココ調の部屋でした。その制作のプロデューサーがボクの同級生だったので、「たまには良いだろう」で彼の配慮でそうなったまでで、新人デザイナーには、ちと重荷でユックリ出来なかった思い出がある。
そもそもイタリアと言えば、フェリーニの「道」である。映画の国イタリアだった。ザンバノとジェルソミーナの世界だった。本来「イタリア好き」はああいう世界に近い。マンマが食材を上手く工夫して料理するイタリア料理の原型を追う旅、が「イタリア好き」を誘うんだな。ジェルソミーナがすするスープ、ザンバノが金が入った時に買うベーコン、などがボクのイメージのイタリアの「風味」である。
今回の魚介料理にあう白ワインを満喫したけど、上質というより良質を体験していくのは生活の1/3位には大きな影響があると思った。