移動歴について

編集者の知り合いのブログに「事務所の移動歴」があって、約20年で9回の引越と書いてあった。6箇所は伺ったことはあるが、逆に知らなかった3箇所が気になったなあ。そういうもんです。ボクも「勤務先」について考えてみた。
学生時代は中央線専門で、渋谷・新宿・吉祥寺がエリアで、バイトもその近辺だったなあ。在学中のデザイン事務所のバイト面接は主に表参道〜原宿〜青山だった。そういう場所にしか事務所はなかったなあ。でも、結局受かったのは銀座の大手制作会社だったので、タイムカード会社員銀座勤め。次に赤坂のプロダクション。コロンビア通り。坂の上にある威圧的な煉瓦作りの大きなマンション。俗に言う「億ション」。向かいの部屋は有名歌手の事務所。駐車場月額10万(30年前ですよ)。在籍中に事務所分裂的な様相で、南青山7丁目と赤坂を往復を経て、独立。
最初の事務所は南青山。元警官経営のビルで、1階は定食屋でレコード会社の隣という場所。仕事もアシスタント人数も増えて代官山に移動。代官山のビルも芸能関係多く、知り合いの事務所もいる。でも、業界からは離れている印象有り。それでも長い間代官山にいた。諸事情で移転候補を探す。広尾〜麻布〜新宿〜下北沢など。でも、何となく「西に行くのはレイドバックした雰囲気が漂う感じがした」ので、東を意識する。
見つかったのは、神宮前。狭くて地味だったが場所は良い。便利だった。世田ヶ谷からの出勤時間も15分短縮。代官山より「地の利」を優先した。
今のところ銀座〜赤坂〜青山〜代官山〜神宮前という考えてみても、みなくても典型的な業界地域だった。まあ、当たり前か。