マンボ映画

1991年の映画「マンボキングス〜わが心のマリア」を20年ぶりに見た。実は、かつて某雑誌にこの映画の映画評を書いた事を思い出した。アントニオ・バンデラスアメリカ・デビュー作で、今見ると(兄役のアーマンド・アサンテも良いんですが、)弟役の若いバンデラスが魅力的です。映画はタイトル通りマンボを扱った(ボクにしたら)理想的な音楽映画です。キューバに対するエキゾなアメリカが感じられる音楽映画で、大好きなセリア・クルースやティト・プエンテも出てきます。完全デジタル化前の時代の編集も「粋」だし、音楽の聴かせどころが良い。こういう映画を見ると、ニホンの役者がやる「当てぶり」と随分入れ込み方が違う様に感じるなあ。雑で大まかな分だけ「ノリ」が良い。セクシーな音楽だけにこういう肉感的な配役は生きるなあ。この映画を見て「映画評」で、自分がどんな事を書いたのかの方が気になって来た。
ニホンで音楽映画を作るとしたら?って考える事がたまにある。が、それ以上に「怪獣映画」を先に考えます。 q^U^p


ポスターはボクではありません。やや甘口な仕上がりなんですが、映画の雰囲気は上手く構成されてます。ただこれで見たい感じになっているか?が難しいところ。