アニュアル2013〜Jet Planet

来年に出版されるデザイナー・アニュアル掲載の作品を整理。もう11年連続だって。デザイナーが自ら作品を選ぶので毎回セレクトには戦略みたいなことを考える人がいるみたいだけど、ボクが思うには、読者は企業と言うよりデザイナーやカメラマンの参考書的なものだと思うな。なので最近の仕事を同業者とここにかかわる関係者に見てもらう様な感じで出品してます。
今年はどうするか。最近のオリジナルな音楽作品だけにまとめるか、今や本業のディトリアル・デザインで統一するか、最近やたらに作っている映像作品か。それとも一番好きなタイポグラフィでまとめるか?今週中に作品をデータ化し仮レイアウトもつけて編集者に送る。
このシリーズには、グラフィック業界の重鎮、つまりADCの様なメンバーは入っていないのが良い。実際に世に出ていない様な作品、つまり企業とデザイナーの満足のための作品は意味がない。ここに収録されているデザイナーは、実際に「役に立つデザインの現場」にいるという、少し前迄は「業者的扱いを受けていた」というデザイナーとしてはやや下に見られていたけど、今では充分誇れる立場になっていった、ということだろうなあ。
DTPになった以降に出版が賑やかになった月刊雑誌に「今時デザイナーの仕事」などでボクや作品を紹介してくれたのがこのシリーズの前身で、その時点でアナログ・オンリーのデザイナーは入っていない。
ただ、編集の人とは前任者のアシスタント時期も含めて8年程名前を見ているが、一度も会った事はない。名前からすると女性だろうと思うが、会ってビックリってことある。周囲は「何故そんな事で驚いているのか?」と不思議がる。慣れっこは怖いなあ。

「Kazu Shirosita」と「Jet Planet」なるプロジェクトを立ち上げました。彼は元VIRUSのメンバーで現在は歌うギタリストです。これから彼といろんな分野で創作して行きます。先ずは現在進行中の音楽制作の現場を伝える「制作日記」からスタートします。ボクがネビゲーター役です。クリスマス迄には全面公開を目指して現在制作中です。来年にはボクが初プロデュース作品がアルバム2枚となって登場のニュースも伝えられる予定です。

http://www.jetplanet.net/