70年代NYCアートシーンの断片

Jonathan Richman & The Modern Lovers
ジョナサン・リッチマン&モダーン・ラヴァースを知ったのは、たまたまジャケットで買ったLP「Rock 'N' Roll With The Modern 」であった。1977年頃か。ヘタクソなイラストが「弱い感じの味わい」で良くはないけど悪くもない微妙な感じでつい引き込まれた。C級ガレージ学生バンドの雰囲気。それからたまに聴きたくなる「味わい」は食べ物で言えば、「博多ラーメン」か。10年以上食べてない。
10年ぶりに聴いた「モダーンラヴァース」はやっぱりヘタレなバンドで、ガッツがあるのかないのか?はぐらかす音楽は、「ユース・カルチャー」というアートの分野で語った方が的確だと思う。NYCに出て最先端のアートの現場でベルベット・アンダーグランドやファッションの世界を間近で見て、アンディ・ウォーホルのファクトリーでシルクスクリーンの手伝いもしたことがあると聴いたけど、当時を再現して、記録的な側面ももつ様な映画「Factory Girl」(イーディ・セジウィックを扱った映画)などに充分彼らの生活の場を感じる事が出来る。

若い頃のジョナサンさん

おっさんになったジョナサンさん

同じヒトかもわからない位に時間がたったんだなあ、でも今の歌が聴きたくなったよ。