Black Rockと焼きそば

黒人が歌うとソウルで、演奏はブルース、という訳じゃない。ジミ・ヘンのブルースは世界向けだったし、マイケルには人種を超えた洗練、があった。二期目選挙直前の大統領も黒人だという感じはあまりない。
話は三段位飛ぶが、パンクな黒人ギタリストJames Blood Ulmerが自分的にホントに久々にきたふぁ〜、って感じ。見た目は汗かきながら鉄板で焼きそば焼いてる親父みたいで(尊敬の話)、時折見せる自虐的な目線も何かブルースっぽくない。どちらかと言えばジャズ畑の人なんですが、80年代はNYではロックのバーにも出演していたなあ。「BlackRock」というアルバムもあるし、日本では「Are You Glad To Be In America?」が知られているか。ジャケットが国によって大幅に違うのも珍し。焼きそばの匂いが染みた汗が中々乾かずって感じで来日公演以降聴いていなかったなあ。
上から、UK盤(ドイツも同じ)、フランス盤、イタリア盤、そして日本盤、最後にアメリカ盤。このタイトルだけに「検閲」的指摘を食らったか?
話は「音」に戻りますが、ギターもユニークなんですが、ベースのアミン・アリがどえらい。来日公演には来ず、バイオリンが代わりにプレイした。一緒に行った友人O君は、「駄目だよ〜。アミンじゃなくっちゃ。」音を聴いたら思い出した。ねえO君、元気ですか?